若い頃に抱いていた夢や、いつかやりたいと心に温めていたことが、いつの間にか陽炎のように薄れてしまっていることがあります。「どうせこの年齢から始めてもできるはずはない」と。自分ができることと、できないことを判断してしまうのです。
「どうせ」という言葉を心から追い出してみましょう。そして代わりに「もしかしたら」という言葉を引き出してください。「もしかしたらできるかもしれない」「もしかしたら夢に近づくかもしれない」。この言葉こそが、あなたの人生を輝かせてくれるのです。
小さな歩みかもしれませんが、それでも歩き続けることで夢に近づいていることだけはたしかです。すべてのことに可能性はあるということです。
曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。
【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)
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