磯のにおいは、乾煎りすれば食べやすくなる
「乾燥ひじきはゆでてから乾燥させているので、水で戻せばそのまま食べられます」。そう話すのは、料理本を多数出版し料理教室も主催しているフードコーディネーターの村井りんごさん。煮物のイメージが強い乾燥ひじきですが、じつは湯がかなくても、水で戻しただけでサラダや和え物に使えるのだとか。サラダや和え物なら、夏場でもさっぱりと食べられますね。
また、特有の磯臭さが苦手な場合は、水で戻したあと水切りして、フライパンで「乾煎り」すれば、より食べやすくなるそうです。そこで「乾煎り」のテクニックを使った、たっぷりのしょうがが効いてる「ひじきとしょうがのドレッシング」のレシピを紹介します。
さっぱりおいしい「ひじきとしょうがのドレッシング」レシピ
<材料>(作りやすい量)
ひじき(乾燥)…5g ※やわらかくて口当たりがいい、芽ひじきがおすすめです。 しょうがのすりおろし…小さじ1 しょうゆ…小さじ1/2 サラダ油…大さじ4 砂糖…少々 塩…小さじ1/2 (好みで) 厚揚げ…1/2枚<作り方 >
ひじきは水に浸してやわらかく戻し、水気を切って、フライパンで乾煎りする。 ボウルにすべての材料を入れて混ぜる。※今回は、厚揚げ1/2枚を食べやすい大きさに切り、オーブントースターでこんがりと焼き色がつくまで焼いたところにかけました
※ひじきとしょうががオイルに浸っている状態なら、2週間くらいは保ちます
(「FOODIE」 より引用)
ひじきの香りと、しょうがの爽快感がクセになるという、「食べるドレッシング」。今回は厚揚げ以外にも、豆腐やサラダのほか、ゆでた肉や魚のフライに合わせてもよいそう。
乾燥ひじきにもいくつか種類がありますが、このレシピのように、薄めの味付けで素材のおいしさを楽しむ場合は、芽ひじきのようにやわらかくて、口当たりがよいものがおすすめとのこと。逆に加熱調理に向くのが、歯ごたえのある長ひじきです。
冬のイメージの強い乾燥ひじきですが、これらを参考にしながら、夏場こそ上手につかいこなしたいものです。
[FOODIE]
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