体を病気に向かわせるふたつの要因
image via Shutterstock山﨑先生「私は、滞りのない体でいることが、病気をしないということだと考えています。では、健康をおびやかすものにはどのようなものがあるのでしょう? それは、慢性炎症と低体温です。慢性炎症を引き起こすのは、活性酸素とよばれるものです。体内では、呼吸で取り入れた酸素の2%は活性酸素に変わるといわれています。
また、外的要因として科学物質、電磁波、環境ホルモン、紫外線、タバコ、排気ガスなどがあげられます。健康な体は、活性酸素を常に分解することができますが、活性酸素が長く細胞に存在すると、ヒドロキシルラジカルという酸化力が強い物質に変わり、体の不調を招きます」
炎症をコントロールするポイントは?
山﨑先生「慢性炎症をコントロールするためには、活性酸素を抑えることが大切です。その鍵となるのが腸です。腸では、腸内細菌と腸粘膜が協力して酵素やビタミン、ホルモンなどを合成し、体に必要なものは吸収し、有害なものはシャットアウトしたり、解毒したりしてくれています。人が腸内細菌をケアすれば、大きなヘルプをしてくれますし、無視すれば炎症を起こしている自覚がないまま自ら不調を招いてしまっている可能性もあります。また、意外と知られていませんが、幸福物質として知られているセロトニンも、実はその9割が腸で作られているんですよ」
腸内環境を整える合い言葉は「HOPE」
では、どうすれば腸内環境を整えることができるでしょう?
山崎先生がが提唱しているのが、気軽においしく滞りのない体にみちびくための「HOPE&ファスティング」です。
HOPEとは
・H(High Fiber)食物繊維の多い食事を心がけること
・O(Oil)良質のオイルを摂取すること
・P(Pro/Probiotics)有用菌や腸内菌のエサ←腸内の善玉菌のエサとなるものを摂取すること
・E(Enzymes)生の食品やサプリメントで酵素を摂取すること
気軽においしく食べることが、滞りのない体に導いてくれるのだそう。
小腸・大腸に働きかけるターメリックに注目
漢方はもちろん、アユールヴェーダでも共通して使われているスパイスであるターメリック。山崎先生によると、疲労回復、消化吸収促進、滋養強壮、殺菌やアンチエイジング効果が期待できるそう。とくに、ターメリックが消化管にもたらす作用は以下の4つ。
1. 小腸の壁をリラックスさせ、内容物を押し出す
2. 膨張感やガスの貯蔵を改善
3. 腸内の細菌叢や免疫反応のバランスを整える
4. 大腸粘膜の修復や再生を促進
毎日手軽にターメリックを摂れるスーパーフードミックス
ターメリックは、アユールヴェーダでは、すべての体質の人にすすめられる万能ハーブといわれています。また、黄金色のポリフェノール「クルクミン」を豊富に含んでいて、抗炎症、消化促進、血液浄化、美白効果があるそう。 Sunfoodの「オーガニック ゴールデンミルク スーパーブレンド」は、クルクミンの吸収を高めるブラックペッパー、ターメリックの働きを助けるボスウェリア、ゴジベリーやマカなどをブレンドしています。
飲み方はとても簡単で、1回3g(ティースプーン約1杯)を目安に200mlの植物性ミルクと混ぜるだけ。また、冷たくても温かくてもOKで、アーモンドミルクとの相性は抜群です。 「ターメリックがミルクで乳化されることで、腸内での吸収率を高めてくれます。続けやすい印象ですし、ミルクで割るのはとても理にかなっています」と山﨑先生も愛飲しています。
ターメリックというと、どうしてもカレーのイメージが強かったのですが、「オーガニック ゴールデンミルク スーパーブレンド」は、おいしく無理なくターメックを摂れる画期的なスーパーフードミックスだと感じます。滞りのない体を目指して、私も飲み続けたいと思います。