人は誰しも、生まれながらにたった一人だけの、大切な存在です。だからこそ、もっと自分らしく生きたいと思うことは自然なことです。もっとやりたいことをやって、もっと自由に生きることができたら……。
今回は、今までのもやもやや苦しみを超えて、そんな願いを叶えるための3つのコツをお伝えさせていただきますね。
01.「思っていること」ができない……だから自分を変えたい
まずはじめに、「思った通りの行動ができない」という苦しみを抱えている場合です。
思った通りの行動ができないときは、深層心理では「自分のなんらかの行動や思考パターン」に問題があることを感じていて、「本当はこうなったらいいな」という理想があるにも関わらず、「行動を変えることに対する心理的なブロック」がある場合が多いんですね。
そういった場合は、過去のトラウマに起因する自分の行動パターンを分析することが効果的です。
なぜかというと、私たちの「したいけれどできない」「変わりたいけれど変われない」というのは、潜在意識に植え付けられた無意識の制限が動いている場合が多いので、行動を変えるよりも先に、過去に自分がどんなトラウマを与えられてきたのか……などを見てあげることが大切なんですね。
たとえば、ある女性の実例で言うと、「はっきり断れるようになりたい」「表現したい」「もっと活き活きと生きたい」という場合、過去の母親とのトラウマが問題になって、自由にやりたいことができないというとても苦しい制限がかかっていました。
そのため、「母親との過去のパターン」を見直し、心を癒した瞬間に「もう私は母にこだわらなくていいんだ!」「新しい生き方ができた!」「新しい私になれた!」という喜びと共に苦しみから解放されることができたのです。
02.現実を変えるために行動しても幸せになれない……でも自分を変えたい
次のパターンは、行動しても現実が変わらないという場合です。
現実を変えたいと思って行動しても、なかなか結果が得られないという場合は、自分の価値の捉え方や、これまでどんな信念を持って生きてきたのか、潜在意識に書き込まれた「思い込み」を見直すといいんですね。
その理由は、私たちに偏った思い込みがある場合、そもそも行動自体が違っていることがあるからです。
具体的な例をあげると、「太っているからおしゃれができず、ダイエットを頑張るけれど、なかなか痩せないからおしゃれもできないし、現実も変わらない」という場合は、実はダイエットをすること自体が、目的からそれている場合があります。
そんなときは、「太っていてもおしゃれをしていい」「内面を重視してくれる男性を選択する」という新しい価値観を取り入れることで、「太っていても女性らしくなって素敵な恋をしていい」というように、行動を変えることができるんですね。
こうして、自分が思い込んでいることに気づき、新しい視点を見つけ、新しいやり方を実行できた瞬間に、「現実を変える行動」ができるようになります。
03.自分ではなく、現実や相手を変えたいという欲求が強い
最後に、「自分が変わることよりも、現実や相手を変えたい」という想いが強い場合です。
相手を変えたいという想いが強いときは、その裏側に、「思い通りになってほしい」というフラストレーションや「どうして私だけこんな目に遭うの?」という怒りを抱えていることがあります。
たとえば心の奥底で「受け容れてもらいたい」という強い欲求や、「思った通りのことを言って欲しい」という時は、自分を変えるよりも「他者に望み通りになってもらいたい」というニーズが強くなっているんですね。
そんなときは、「今の自分を受け容れてくれる他者」や「今の自分を受け容れてもらえる環境」を探すなど、行動面で変えていく方が直接的な効果があります。
なぜかというと、自分自身が変わることは「したくない」と潜在意識のレベルで思っているときは、自分を変えようとしても「自分を変える」ということ自体に抵抗が現れ、最終的には「どうして私が変わらなければならないの?」というさらなる怒りと自己矛盾を抱えることがあるからです。
はっきりと「私は私を変えたくない」と認識しながら、「どうすれば欲求を満たすことができるのか?」というように、自分を変えることなくニーズ(求めていること)を叶える方法を探してあげると適切です。
こんなふうに、ちょっとした視点のシフト(変革)によって、もっともっとあなたは輝いて生きられる!大好きな自分で、美しくのびのびとした人生を歩んでくださいね!