本格的に冷え込みが増し、街のいたるところにクリスマスのイルミネーションが輝く季節になってまいりました。大切な人と幸せなクリスマスを過ごしたい......そんな想いも刺激されるのではないでしょうか。
とはいえ、普段は凜とした関係を築いているから、どう愛を伝えたらいいか分からない。どう相手に甘えたら素敵な時間が過ごせるのか分からない。そんなお悩みをよく伺います。
今回は、甘えることへの苦手意識を克服し、幸せな時間を過ごす3つのステップについてお伝えしていきたいと思います。
愛情と感謝を伝えてみる甘えることは何かをやってもらうことだと、誤解されがちです。いわゆる、ぶりっこのようなことを想像し、苦手意識を持ってしまう方も少なくありません。
けれど、本当の意味の甘えるとは、依存することや寄りかかることではなく、愛情を純粋に伝えること。そして、喜びを受け取ることです。普段のささいな会話からリハビリしていくと、次第に慣れていきます。
「あなたがいてくれて嬉しい」「○○してくれて嬉しい」「○○してくれて助かりました」と、細かいことでも「相手がしてくれたこと」「相手に感謝できること」「相手がいる喜び」を伝えることで、具体的に愛を表現することに慣れていきましょう。
相手の存在を求めてみるこうした愛情表現に慣れていったら、「話を聴いてもらいたい」「相談にのってほしい」「この仕事をお願いしたい」「教えてほしい」などと、自分から助けを求めたり相手の存在を求めたりしてみましょう。
助けを求める際には、「これをお願いしたいけれどいいかな?」と、相手に断る選択肢を与えながらお願いしてみてください。
相手ができないようなことをお願いするのではなく、「あなたならこれができると思うから」と必ず尊敬を付け加えてみること。また、「あなたがいてくれると嬉しい」「あなたがいると心強い」と、相手の存在をストレートに求めてみましょう。
甘えるの本質は、求めることです。何かをして役に立つこと、それ以上に「いるだけでいい」と言ってもらえることで、人は承認欲求を満たすことができるのです。
無邪気に愛を求めてみるこうして求めることに慣れてきたら、最後に女性として甘えるということをしてみましょう。
ここでの甘えるとは、変に女性として媚びるニュアンスではなく子どものように無邪気に愛情や相手を求めるというイメージです。子どもはお母さんに「抱っこして」「側にいて」と、純粋に相手との触れあいや、愛情を確認する行動を求めます。
じつは「甘える」ということは、いくつになってもこうした触れあいも含めて、相手の愛情や注目を求めることなんです。子ども時代を思い出しながら、自分からそっと手をつないでみたり、抱きしめてみたり、あるいは「もう少し側にいて」などと優しく伝えてみましょう。
怖い思いもあるかもしれませんが、誰しも子どものように相手と触れあったり、相手と深い関わりを持つことを、心の底で求めています。恥ずかしく思うことなく、すべての人にこうした純粋な気持ちがあることを認めると、リラックスできるようになると思います。
大人になっても、人は愛を確認する行為を求めます。それはとても自然なこと。あなたの中にある純粋で無邪気な心を大切にしながら、優しい愛にあふれた時間を過ごしてくださいね。
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