20代の頃、世界中を旅して、さまざまなタイプの女性に出会いました。そこでとくに目をひいたのが、年を重ねても凛とした色気を感じる女性。そんな、憧れずにはいられない女性は、ほかの人と何が違うのでしょうか。 自分や人に対する包容力も色気のひとつ

彼女たちの共通点を挙げるとしたら、まずはこころの余裕です。とくに中南米では、生活が苦しいと話しながらも、ほがらかでおおらかで、美しい笑顔の女性が多く、経済的な余裕とこころの余裕は違うのだと知りました。状況や環境に嘆きながらも、彼女たちのもつ、自分や人に対する強い包容力が、なんともいえない大人の色気に通じているようです。

先日、「株式会社エフティ資生堂」が行った「髪と色気に関する印象調査」によると、「色気が欲しい人」が7割以上、その一方で「色気があると言われたことがある人は2割以下」となったとか。そして「色気がある」と言われた女性は、色気を「自信・知性」と認識していることが判明したのです。たしかに「自信」がある人には、どこか包容力も感じます

言葉づかい、しぐさ、身だしなみで色気を

とはいえ色気がほしくても、こころの余裕をいますぐにつくりだすのは無理。そこで形から入るという方法もあります。たとえば言葉づかい、しぐさ、そして身だしなみなどもそう。

身だしなみと聞いて、まっさきに思いつくのが髪のツヤです。前述の資生堂の調査でも、「色気と髪のツヤの関連性は高い」と感じる人が多いことがわかっています。また男性の視点からみた「女性の髪に対する男性の本音調査(花王株式会社調べ)」 によると、「初対面の女性に対して目が行くポイント」、「清潔感を感じるポイント」、「友達に紹介するときにキレイにしてほしいポイント」のすべてにおいて、髪が1位という結果になっていました。

もちろん髪だけでなく、爪や足元など、細部においても身だしなみができている女性は、自分自身をきちんと気にかけている人だと言えそう。そして外見だけでなく、言葉の選びかたや話しかたを気づかい、落ち着いたしぐさをするだけでも色気はつくれます。そこに包容力があいまれば、理想的な凛とした色気のある女性になれそうです。

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