先日、アジア人として初めて世界ゴルフ選手権を制覇した松山英樹プロ。飯田光輝専属トレーナーの元、彼の行うトレーニングは「サーキット・トレーニング」と呼ばれ、強くてしなやかな体づくりを促し、ケガをしづらくなるトレーニング法なのだそう。 30秒という短時間がポイント

実はサーキット・トレーニングは目新しいものではなく、学生時代に部活で行った人も多いはず。バスケット部など球技種目では特に、体を苛め抜いた経験をもつ人もいるかと思います。筋トレなどの有酸素運動と無酸素運動を、休憩をはさまずに(もしくは10秒程度の休憩をはさみ)交互に行うことで持久力がアップするトレーニングです。「ステーション」と呼ばれる8~10のエクササイズそれぞれを、30秒という短時間で行います。そのステーションごとに集中して使う筋肉が違うため、全てのエクササイズが終わるころには全身の筋肉を使っていることになります。30秒というのは、これ以上長時間にわたると筋肉に乳酸という疲労物質がたまってしまうから。気合いを入れて短時間でパパッと行うので飽きることもありませんし、お金もかからない。それに思った以上に汗が噴き出てくるのにもかかわらず、疲労感が残らないことに驚きます。

音楽を聴いて気分を乗せて、体を絞ろう

ジムに通い、トレーナーと共にオリジナルのメニューを組んでやるのもいいですが、ニューヨーク・タイムズ紙によると、毎日7分で体を効果的に絞るエクササイズがあるそう。たった7分という短時間でできるので毎日続けられ、かつ自宅で自分の好きな音楽を聴きながらできるトレーニング方法は、忙しい人にはとても魅力的。医学ジャーナル紙WebMDマイケル・スミス博士の見解によると、サーキット・トレーニングのメリットは体幹を強化するだけでなく、体力向上、また体をしなやかにしてくれるものだとか。糖尿病や高血圧、高コレステロールで悩んでいる人が体重を減らさなければならない時、また、健康的にダイエットをしながら体のシルエットをキレイに見せたい・絞りたい時に、サーキット・トレーニングを取り入れるのは効果的だと言います(ただし専門家に事前に要相談。特に背中・膝に痛みがある場合、妊娠時には避けたほうがよいとのこと)。

たったの7分という手軽さに興味がわき、10月末からサーキット・トレーニングを毎朝はじめた私。最初の頃は全身筋肉痛に悩まされたものの、慣れてきて、今も楽しく続けています。エクササイズの難度もまちまちで、簡単にできるものもあれば、最初は上手く出来なかったものもあります。しかし2週間という早い段階で、お腹に少しずつ縦割りの線が入ってきたのはうれしい変化です。冬の間の体のメンテナンスとして、今日から取り入れてみませんか?

image via shutterstock

RSS情報:http://www.mylohas.net/2016/11/058368circuit.html