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開業1年前から異例のオープン「TRUNK(HOTEL)開業準備室」って何をするところ?

2016/09/08 07:30 投稿

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もはや、"お仕事=オフィスにこもってするもの"という概念でとらえる時代は終わったような気がします。街を歩けばいたるところに発見するFree Wi-Fiの文字しかり、ビジネスマンをターゲットにしたカフェや施設も少なくありません。そんなフリースペース的空間表参道の駅から徒歩2分青山にもあるのをご存知でしょうか?

ライブラリーもあるフリースペース

TRUNK(HOTEL)開業準備室」と名付けられたこのスペースは、地下2階からなる誰でも自由に使える広い空間で、その名のとおり来る2017年春にオープンするTRUNK(HOTEL)の準備室として解放されているもの。

地下2階にあるフリースペースには大小のテーブル席やソファ席が並べられ、1杯100円でコーヒーが飲めるようになっています。もちろんWi-Fiフリー。地下1階には自由に本を読んだり借りたりすることができるライブラリースペースや、TRUNK(HOTEL)オリジナルグッズはじめその時々により展示が変わるショーケーススペースも。部屋ごとにスペースを借りることもできるので、会議会場としてはもちろん、ワークショップイベントを開催することも可能です。

ホテルが提案するソーシャライジング

そもそもホテルがどうしてこのようなフリースペースをオープンしているの? という問いに答えると、それはTRUNK(HOTEL)がソーシャライジングを提案する新しい形のホテルだから。「一人一人が日々のライフスタイルの中で、自分らしく、無理せず、等身大に社会的な目的を持って活動すること」とソーシャライジングを定義づけ、 内装やコンテンツ全てが社会貢献につながる施設としてデザインされています。

オープン時にソーシャライジングという言葉がすでに地域に馴染んでいることを目的として、ホテル開業に先立ち準備室を用意したというわけです。人々が気軽に立ち寄れるフリースペースを設けることで、場所柄、職種はもちろん、年齢、性別、国籍等バラエティに富んだバックグラウンドをもつ人々が集まります。なかには毎日のように顔を出す人もいるので、自然と来訪者同士にもコミュニケーションが生まれ、そんな些細なことからソーシャライジングは広がっていきます。

もちろん、施設のベーシックな構造にもソーシャライジングのアイディアがいっぱい組み込まれています。館内に設置された家具類は、古い家具や木の端切れ、駅やバス停で使われていた破棄処分の椅子といった廃材を再利用して作ったもの。スペースで飲むことができる飲み物は渋谷という地域に密着した「シブヤ」ブランドであったりするし、コーヒーは売り上げの一部が渋谷区社会福祉協議会に寄付されるしくみです。またTRUNK(HOTEL)のロゴが入ったマグカップはじめオリジナルグッズはリユース&リサイクル素材を利用するのが基本で、製造工程では障がい者の方々も作業に加わっています。

部屋の一角に置かれたひときわ目をひくおしゃれな自転車は、廃棄自転車のパーツを組み合わせて作ったもの。なんと東京都には年間5.5万台もの放置自転車があるという事実を知っていましたか? このアップサイクル自転車は今後数を増やし、レンタル自転車として貸し出すそうです。

ちなみに、このTRUNK(HOTEL)の母体がウエディングプロデュース会社であることから、TRUNK(HOTEL)にも4つの異なる結婚式会場がオープンします。開業準備室の一角にはウエディングドレスや引き出物などを置いたウエディングのショールームもあるので、来年以降予定があるかもしれないという人はそちらも気になりますね。

TRUNK(HOTEL)が提案するソーシャライジングは少しずつ形になってこの開業準備室にも登場すると思うので、行くたびに何かしらの発見がある場所だと思います。ソファ席でぼーっとコーヒーを飲みながら集まる人々を眺めているだけでちょっとした気分転換ができそうです。

TRUNK(HOTEL)開業準備室

住所 〒107-0061 東京都港区北青山3-5-12 青山クリスタルビルB1/B2
時間 平日 / 土日祝 10時~20時

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