もちろん、疲れる前に休息をとることや、日々自分のケアをすることはとても大切です(ちなみに、アーユルヴェーダでは休息とは睡眠か瞑想。家で映画を見たり、読書をしたりすることは、ゆったりしていそうでも活動にあたり、休息にはなりません)。とはいえ、生身の人間ですから、疲れたり、体調を崩したりすることもあるでしょう。
「疲れたなあ」そう感じたら、ああ疲れているんだな、と自分に起きていることをまず認知してみます。疲れたなんて言ってられない! と、ただ栄養ドリンクを飲んだり、甘いものを食べたりして自分に鞭を打つ前に、まず疲れている自分がいるということをみとめます。体は、自分の内側からのメッセージをいつも伝えていてくれます。そのメッセージにまずは耳を傾けます。
たとえば、「ちょっと聞いてほしいことがあるの」と友達がやってきたときに、今忙しいから! と門前払いをしたら、その相手との関係はどうなるでしょう。自分との関係も同じです。自分と親密に付き合うためには、まず、その体からのメッセージを受け取ることが役に立ちます。空腹を感じたなら、それを無視せずに、まず受け取ります。「お腹が空いている、うん、わかった」。そんなふうに、きちんと相手の話を聞きます。それから、どうするかを決めます。「でも、今はこの仕事を片付けたいから、あとで食べますね」というふうに。人間関係でも同じですが、たいていの場合は聞いてもらえるだけで、状況が変わらなくても、なんとなく落ち着くものです。
体からのメッセージを受け取ることになれてきたら、次は体との折り合いをつけるようにしてみます。「疲れてもう動きたくありません」「うん、脚がだるい感じだね?」「休んでください」「5分でいいかしら?」「いやいや30分は必要です」「じゃあ間を取って15分でどう?」こんなふうに体との会話がなされる、かどうかはそれぞれですが、行動を決めるときに、頭だけで判断するのではなく、体からの意見も含めてみます。なぜなら、そんなふうにして、体とともに生きることが、今を生きることだからです。
今日の1枚:
ほっとひと息つきたいときの定番、ハーブティー。「Yogi Tea」は、そのときどきにぴったりのメッセージをくれます。「人生の目的は、毎瞬間をたのしむこと」。ほんとうにそうだなとおもいます。
>>明日の後編に続きます
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