VR作品 『空海 祈りの形』
【監修】東京国立博物館、真言宗総本山教王護国寺(東寺) 【制作】凸版印刷株式会社
まずは、アニメーションで表現した「弘法大師行状絵詞」を通して、
空海が留学僧として渡った唐で師・恵果から密教を受け継ぎ、
帰国したのちに帝に託された東寺に講堂を建設するまでのストーリーをご紹介します。
つづいて、いよいよ東寺講堂の立体曼荼羅を再現したVR映像を鑑賞していきます。
密教の教えを伝えるため、図画に描いて、視覚的に理解できるようにしたものが曼荼羅です。
空海が東寺講堂に構想したのは立体的に表した曼荼羅。
どんな仏で構成するか、どのようなレイアウトで配置してゆくのかについては、
密教の経典から、空海自らが考えて形作ったもの、と推定されています。
立体曼荼羅の中心にいるのは大日如来、太陽のごとく宇宙の中心に存在する仏です。
阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来、この5尊が、五つの智慧、「五智如来」です。
また、人々を導く「五大菩薩」、人々に心をあらためることを迫る「五大明王」、
そしてこれら15尊の仏を守る、天部の仏…と、立体曼荼羅全21尊の仏の名前と役割をご紹介します。
立体曼荼羅の中心に位置する大日如来の他、現存する日本最古のものである不動明王、
インド神話に由来する仏である梵天、四天王の中でも特に迫力のある持国天など
密教彫刻の傑作ともいわれる立体曼荼羅の仏像を間近で鑑賞していきます。
この持国天は日本における四天王の中でも最も強い怒りを示す像といえるかもしれません。
目をいからし、大きく口を開けて、激しい怒りをあらわにしています。
大きな声が聞こえてくるかのようですね。
実際の東寺講堂では、こんなふうに近づくことはできませんので、じっくりご堪能ください!
そしていよいよエンディングへ…
密教を極めるため、命がけで海を渡った空海。
恵果を師と仰ぎ、密教の正統な後継者となった空海は、その教えを日本に持ち帰りました。
言葉では表現できない究極の教えを伝えるため、空海が構想したのが立体曼荼羅でした。
ぜひ本編で、空海が築き上げた真理の世界をご覧ください!
↓VR作品『空海 祈りの形』視聴はこちらから
販売期間:2021年10月13日(水)~12月25日(土)
料金:300円(300ニコニコポイント)
視聴期間:購入から7日間
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