今回のテーマはデータベース管理です。Webシステムでは使うのがほぼ当たり前になっているデータベースですが、そのパフォーマンスを最大限引き出すためにもデータベースの管理は必須です。

管理は実データの管理と設定値を含めた管理があると思いますが、今回は実データ側の管理に重点を置いてご紹介します。

トレンド

MongoDB

ここ数年、MongoDBに対する注目が高まっているようです。NoSQLの筆頭とも言える存在であり、かつ位置情報を柔軟に扱えるというのが大きいのだと思います。そのため、フロントエンドもMongoDBに対するものが多く出てきています。

ローカル

昔はフロントエンドをWebサーバ上にインストールして利用していましたが、最近はGUIフロントエンドも増えています。とは言え、これは稼働しているDBサーバのものを扱うのではなく、開発時にローカルのDBを操作するためにあるようです。

クラウド

最近はやはりクラウドが隆盛で、MongoHQのようにクラウドベースでデータベースを提供するサービスが増えています。ビジネスの肝になる存在だけに、運用を慣れたところに任せたい、サーバを立てる手間を軽減したり、スケーラブルにしたいといったニーズがあるようです。

マイグレーション

Ruby on Railsからはじまった流れだと思いますが、データベースのスキーマを適切に管理したいというニーズは強くあります。現在ではRailsに限らず、各プログラミング言語向けにマイグレーションライブラリがあります。

さらに既存のデータベースに対してもスキーマの差分を表示するライブラリがあったりと、データベースもプログラマブルに管理するのがトレンドになっています。