あなたが最近達成感を感じたことはどんなことでしょうか?
今回は、一歩踏み出すことも続けることも苦手だという方の相談をもとに、やればやるほどやる気が出てくる達成感の高め方について解説させてもらいます。
Q. 現状を変えて幸せになるために、やるべきことは色々とあるのに、わかっていてもなかなか行動できません。人間関係もうまくいかず、一歩踏み出すことも続けることもできない自分はどうすればいいでしょうか?
人間というものは、自分の幸せの事ばかり考えていると、自分の内面にばかり集中しすぎてしまいます。
自分が今幸せなのかというようなことばかり考えていると、自分のことばかり見るようになってしまい、対人関係や人間関係にまで注意が向かなくなってしまいます。
そうなると、周りの人から見るととても自分勝手な人に見えてしまいます。
幸せになりたいばかりと思っている人は、自分の幸せを追い求めることによって知らず知らずに自分勝手になってしまい、気がつくと人間関係が崩壊していくことがあります。
仕事や何かに熱中したり人間関係をただ楽しんだり、自分のやりたいことをやって、その結果として幸せを感じることが大切です。
仕事や遊びや人間関係に集中したり没頭して、その結果としてやりがいや達成感、幸せな気持ちを感じるのは全く問題はありません。
むやみやたらに幸せを追い求めるというよりは、自分が熱中や没頭できるものを見つけたり、あるいは、何かに没頭してそれ自体を得意になったり好きになれるように集中力を鍛えるということを考えた方が、おそらく結果として良い人生を歩むことができるようになるのではないかと思います。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
日々達成感を味わいながら過ごしていますか?
仕事でも勉強でも、趣味や好きなことでも、どんなことでも何かをやり遂げた時には達成感を感じるはずです。
1日の終わり、1週間の終わり、月の終わりや1年の終わり、そのたびに達成感を感じていますか?
もし、あなたが達成感を感じることができていないのであれば、あっという間に時間が過ぎてしまったと感じているのであれば、注意が必要かもしれません。
気づかないうちに反射的に行う動作
達成感を感じることもなく時間だけが過ぎていくのは、そのほとんどの行動が反射的に行う動作になっているからかもしれません。
反射的に行うので、時間を使っているという感覚はありません。意識しなければ気づかないので、改善することも難しいです。
例えば、
スマホの通知によってもたらされる反射的な行動(返信やメッセージのチェック)
特に意味のない整理整頓、勉強前の掃除
90%は目的と関係ないものを見ているインターネット
当たり前のように体が反応してしまう、特にスマホの通知というのはクセモノです。
スマホの通知、LINEやメールや電話には、否応なしに即時の反応をすることが多くなります。
この無駄な無意識の反応をいかに消せるかで、本当に大事なことに時間を使うことができるかどうかが決まります。
おすすめの方法としては、
通知を切って、メールや連絡はまとめて決まった時間に行う
掃除をしなくてもいいように物を減らす&お掃除ロボットを導入する
普段は見ないサイトに行くと警告を出すソフトを導入する
スマホを見ている時間を測る
スマホを満充電しないで使う(70%程度にしておく)
使う時以外は機内モード
などなど、
無意識に行っている動作を自動化するか、思い切ってやめてみましょう。
達成感を感じる仕事と虚しいだけの仕事
仕事がやる気にならないとか、意味を感じられないという人もいると思います。
人間が幸せになるためには、良い人間関係と人生に対する意味が必要になります。
人生に対する意味を感じていないと人間はどんどん虚しくなってしまいます。これを防ぐためにどうすればいいのかという研究を様々な研究者が行なっています。
人に認めてもらったり褒められたりするとやりがいや達成感を感じるという人もいると思います。
これは一時的には仕事に対する意味を感じることができますが、あまり長続きしません。
達成感を感じるための5つのポイント
人が達成感を感じる上で重要な5つのポイントについて紹介しておきます。
1. 自己超越
自分がした行動が自分以外に影響を与えるということです。
自分がしている仕事により誰かを幸せにしているとか、他人に影響を与えることができているということを実感できると、人間は仕事に意味や達成感を感じるようになります。
2. 苦しみ
僕たちは苦しみやストレスを避けがちですが、仕事にはある程度の苦しさがないと、そこに意味も達成感も感じることができないということです。
多少の不快感や苦しい環境がないと、意味を感じづらくなります。
3. 瞬間性
仕事の意味というものはずっと感じ続けるものではなく、突然感じたり消えたりするものです。
達成感と同じで継続的に感じ続けることは難しいので、日常の中で、時折感情を揺さぶられるような瞬間があるかということが大事になります。
この感情が揺さぶられた事により記憶に残り、後から仕事に対する意味を思い出すことができるようになります。
4. 想起性
仕事に対する意味というものは、その瞬間に感じるというよりも後から思い出した時に感じることが多いです。
仕事のやりがいはリアルタイムに感じるものではなく、しばらく時間をおいてから感じることが多いということです。
仕事自体の意味は後から感じることができるけれど、その瞬間瞬間のタスクをこなしていくことに関してはゲーム化したり楽しみながら行い、仕事の意味とは別のものとして考えた方がいいです。
後から意味を感じられるような仕事をされているのであれば、それはいい仕事に就いていると言えると思います。
5. 個人性
仕事に関係のない人にも自分の仕事を認めてもらえる瞬間が、仕事にやりがいや達成感を感じるためには必要です。
自分の仕事とは関係ない家族や友達が、自分のした仕事に対して評価してくれたり認めてくれることが大事になります。
これら5つのポイントは、自分で努力しないとなかなか感じられないものです。自分がどんな仕事をしているのかを言わなければ周りの人も評価しようにもできません。
達成感に対する感度は高いですか?
達成感というものは、仕事や勉強に対するやる気はもちろん、人生に対する満足度も高めてくれるものです。
それと同時に、次に新しいことをする時のモチベーションにも繋がります。
この「次に繋げる感覚」のために達成感が重要になります。
人は大きな成功を掴まなければ達成感を感じることができないわけではありません。
ほんの些細なことからも達成感を感じることができる人はいます。
Dラボでは、目標を立てる時に細かいゴールをたくさん作るようにして達成感を感じていくことがとても重要というスモールゴールの話も紹介したことがあります。
勉強術の話では、20分から30分の1度のセッションごとにそのセッションで何をするかというテーマを決めて、その都度やるべきことを明確にして小さな達成感を感じることで、勉強を続けるやる気を維持することができると紹介しました。
大きなことを成し遂げることができる人は、小さな目標を噛みしめるように楽しんでいき、それを続けることで結果的に大きなことを成し遂げています。
大きなことを成し遂げないと達成感は感じられないと考えている人がいます。
そうでなければ何かを達成したことにはならないと考えている人です。
このような人は達成感に対する感度が低すぎます。
これは続かない人の特徴です。
小さな成功に大きな達成感を感じられる人が、物事を続けることができて、最終的に大きなことを成し遂げることができる人です。
最初の一歩は誰でも難しいものです。
いつもよりも筋トレの回数を5回増やしただけでも構いません。
そんなとこから始めなければ前へは進めません。
小さなことに達成感を感じることが大事です。
仕事や勉強を楽しく続けるためのおすすめ本
人も組織も物事を成し遂げたり継続したことで結果や成果を手に入れるためには、ゲーミフィケーションを上手に取り入れることが効果的です。
そんなゲーミフィケーションの事例に学び目標達成に向けて進むためにはこちらの本が参考になると思います。
GAMIFY ゲーミファイ―エンゲージメントを高めるゲーミフィケーションの新しい未来
ここから先は、やればやるほどやる気がでて達成感を感じるためのゲーミフィケーションについて解説していきます。
ぜひ続きもチェックしてみてください。
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