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一問一答「あなたの今年の目標の進捗はどれぐらいですか?」【人が変われない理由】

2022/03/08 12:00 投稿

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あなたの今年の目標の進捗はどれぐらいですか?


目の前のことから逃げて現実逃避していませんか?

過去に目を向けると行動しないための理由はいくらでも見つかります。

過去を変えるための努力ではなく、それを受け入れて今努力することで未来を変えることはできます。


すでに目標に挫折し始めているという人もいると思います。

いつまでたっても人生が変わらないと嘆いている人もいると思います。

起業や副業や転職や、いつまでも変わらない人間関係や恋愛関係。

今回は、いつまでも行動できないという方の相談をもとに、もっといろいろなことに挑戦したり、新しいことを受け入れたり、自分の人生を変えたり大きな成功を掴むために積極的に行動していくことができる人になるための方法を解説していきます。


Q. 変わらなくてはいけないと思いながら、結局行動できなくて時間だけがあっという間に過ぎていきます。
どうすれば行動できるのでしょうか?


多くの場合行動できない人は「ファーストステップ」がわかっていません。

起業したいとか副業をしたいと思っているけれど、なかなか踏み出すことができない人が結構いると思います。

このような人は「どこから手をつけるか?」ということがわかっていません。

最初の一歩を軽くすれば軽くするほど大きなことができます。


例えば、今ではアメリカのネットのトラフィックの1/3以上を占めていると言われる Netflix がありますが、 創業者のリード・ヘイスティングスさんがレンタルDVDを借りて100ドルほどの延滞金を取られたところから始まっています。

そのお金があれば DVD を買えるではないかと憤りを感じて、もっと便利なレンタルDVD のサービスを始めようと考えました。


Netflix は最初は DVD の宅配サービスから始まりました。

ポストに投函すれば DVD を返却できるという日本にも当時あったサービスです。

それを始める際に、お金の工面やレンタル価格、万が一の保険など考えるのではなく、彼らはまず最初に行動しました。

彼らは切手と封筒を買ってきて、DVD をその封筒の中に入れて自分の家に送りました。

DVD ケースがちゃんと破損せずに届くかということを調べるためでした。

共同創業者と自分が送った DVD がちゃんと届くかワクワクしながら待ち、届いたそれを開けてみたところ破損もしておらず大丈夫でした。

それでこれでいけると確信して進み始めました。


つまり、今これだけ世界中を席巻している Netflix でさえも、たった1枚の切手と封筒と DVDをさっさと用意してポストに投函するところから始まっています。


行動できないのは「最初の一歩」が見えていない。

あるいは、「最初の一歩を重く感じすぎている」可能性があります。

Netflix の創業ストーリーに学んでください。


以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。




あなたが変わらない本当の理由を教えます


変わりたいけれどなかなか変われないという人も多いと思います。

本当に変わりたいと思ったら何をしないといけないのかということを解説させてもらいます。


無駄な仕事に追われない対策が必要!

まず、大抵の人が変わろうと思った時に気をつけなくてはいけないのは「無駄な仕事をなくす」ということです。

自分でビジネスをしている場合でも企業で働いている場合でもこれは同じです。

日常生活の無駄な作業や無駄な仕事に追われないということがとても重要になります。


ところが、人間にはむしろ無駄な作業に追われやすい性質があります。

この人間がもともと持っている性質を理解して、まずは「無駄な仕事に追われる」バイアスへの対策をする必要があります。


挑戦も努力もできないには理由がある!

人間には元々の変化を嫌う性質があります。

それだけでなく、人間は「努力しない」のに「挑戦もしない」ということもあります。

意味があることに対しては挑戦しないのに、うまくできても意味のないことに対しては何故か時間とお金を使います。

自分の人生を左右する本当に大事なことに人はなかなか手をつけないのに、それをやらなくても誰も困らないようなことに対して時間やお金を費やしてしまいます。

人生にとって本当に重要なことに手をつけるべきなのに、なぜか1年もずっと触っていなかった棚の整理を始めたりします。

これは挑戦や変化を嫌がる人間の性質があるからです。


このようなバイアスによって影響を受けた時に、どのように対策して自分を奮い立たせればいいのかということも考えておく必要があります。


失敗から目を背けず学ぶ必要がある!

さらに、自分の「失敗」を真の意味で活かすことが重要です。

例えば、昨年末や今年の年始に今年こそ変わろうと考え目標を立てたのに、すでに挫折し始めている人も多いのではないでしょうか。


そもそも大きな変化を起こそうと思ったら、いきなり成功するはずがなく失敗する方が圧倒的に多くなります。

たくさんの失敗をすることが当たり前で、その失敗からどう学ぶかが重要です。

それなのに、人間は都合の悪いことから目を背けるように出来ています。


新しいことを始めた時には小さな失敗の兆候が必ず見えるはずです。

その時にその小さな失敗に向き合って学び活かすことができれば、今失敗していたり挫折し始めていたとしても、今月から挽回し始めて今年の目標を達成することもできるはずです。

いち早く今ある失敗から学びそれを活かすことができれば、年末までと言わず夏ぐらいまでに目標を達成する可能性だってあります。


どんなことでも最初は必ず失敗します。

最初のモチベーションがまだ高い時期に、その失敗に対する対策をするべきなのに、大抵の人はこのモチベーションが高い最初の時期を何となく過ごしてしまいます。

まだまだ時間があるからとダラダラと過ごしていつのまにか1年が過ぎてしまいます。

今回その最初の段階の失敗をそれ以降に活かすための方法についても解説します。


自分を変えるためには、自分の視点を変えたり自分を客観的に理解することも重要です。

そのために参考になるであろうおすすめの2冊も紹介しておきます。


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例えば、ビジネスで上場企業の社長になるぐらいのレベルまで考えるのであれば、他にも考えるべきことはたくさんあると思います。

ですが、人間がある程度以上幸せに生きるためには、そんなに難しい知識やテクニックは必要ありません。

そのためには工夫があれば十分で、その工夫の方法について解説した本も紹介しておきます。


やる気に頼る人は大抵うまくいきません。

やる気に頼るのではなく「工夫」に頼るようにしてください。

これについては、こちらの本で詳しく学ぶことができるのでおすすめです。


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大抵のことは工夫すればお金に変えることができます。

多くの人は儲かりそうなことを探しますが、それはあまり工夫しなくても儲かることです。

工夫することなくお金になることは、そのうちみんながやり始めてお金にならなくなります。


工夫しなければお金にならないようなことをすれば他人に真似されません。

競争にもさらされないので安定した収入を得ることができます。




ポイント1 :「単純緊急性効果」目の前の仕事に追われすぎる


人間には目の前の仕事に追われやすく重要な仕事に手をつけにくくなる性質があります。


ジョンズホプキンズ大学の研究で、5つの実験を通して、人間は「緊急」なことと「重要」なことのどちらに反応しやすいのかということを調べています。

参加者に2つのパターンのタスクを見せて反応の違いをチェックしています。


「重要ではないけれど緊急なタスク」と「重要だけれど緊急ではないタスク」の2つを用意しています。

例えば、「重要ではないけれど緊急なタスク」は、「3分間の締め切りでタスクをこなしたら1,000円もらえる」というようなタスクです。

「重要だけれど緊急ではないタスク」は、「60分の締め切りでタスクをこなしたら2,000円もらえる」というようなタスクです。


普通に考えたら、締め切りが長いからといってそのぶん時間がたくさんかかるわけではないので、2,000円のタスクに手をつけそうな気がします。

ところが実際の研究の結果は逆でした。

締め切りが短くて大して重要ではないタスクの方に気をつける人の方が多かったそうです。


「単純緊急性効果」

人は重要なことから手をつけるのではなく、時間が迫っている緊急なタスクの方が重要だと考える性質があります

これが「単純緊急性効果」と呼ばれるもので、人はシンプルに緊急性があることに重要性を感じて手をつけやすくなるということです。


研究者によると、大抵の人間は締め切りが短いだけでタスクを選ぶバイアスがあると言われています。

緊急性には人間の注意を引きつける効果があり、実際にその仕事が自分の人生に変化を与えるのか? どれだけ自分の人生に対してプラスになるのか? ということから注意をそらしてしまいます。


ですから、多くの人は自分の健康や自分の家族、キャリアにおける人生の重要なことを犠牲にして、ただ単に「締め切りが短い」「緊急性が高い」「今すぐやらなくてはいけない」というようなことばかりを重要だと錯覚してしまいます。

あるいは、すぐ終わらせることができたり手軽なことばかりに自分の時間やリソースを使ってしまいます。


人生において、自分の健康を考えるのであれば定期的な運動は重要です。

自分の人生を充実させることを考えるのであれば、日々勉強したり新しいことに挑戦することも欠かせません。

人生において本当に重要なことなのに、なぜかそれにはいつまでも手をつけず、別にやらなくてもいい棚の整理をし始めてしまいます。


簡単なタスクはとりあえず手をつければ容易に達成感を得ることができます。

ですが、大きな仕事はインパクトは確かに大きくてもどうしても時間がかかります。

だから、今やらなくてもいいと考えてしまい、いつまでたっても自分を変えることができません


実際に、「いつも忙しい」と思っている人もいるでしょうが、このような人ほど単純緊急性効果にハマっていて、無駄な仕事ばかりに手をつけてただただ忙しくなっている可能性があります。


しかも、恐ろしいのは1度単純緊急性効果にハマると、どんどん重要ではないことばかりに手をつけるようになり、もっと緊急性がありすぐに終わる些末な仕事ばかりに追われるようになります。


単純緊急性効果の唯一の対策

このバイアスに対する対策はかなり難しく、そのためには「自分の価値観をはっきりさせる」ということ以外にはないと言われています。

それをしない限りはこのバイアスは逃れられないと研究者は言っています。


「自分は何のために仕事をするのか?」

「結果を手に入れたことによりどんなメリットがあるのか?」

このようなことを考えてみてください。


例えば、自分のための勉強をしようとした時に部屋の片付けや掃除をし始めてしまうというのであれば、その掃除をすることによって自分にどれだけの価値が生まれるのだろうかと考えてください。

その時間を使ってしっかり働いて稼ぐのと同じ時間を使って掃除をするのを比べてみてください。

もしかしたらしっかり働いて稼いだお金でプロの掃除の業者を雇った方がメリットがあるかもしれません。

それによって得られるメリットが「部屋が綺麗になる」というだけであれば、それだけのメリットは他の方法で得ることもできます。

自分にとっての結果やメリットに目を向けるようにしてください。


いつまでも変わらない人はやらなくてもいいことにたくさん手をつけています

それで忙しくなってしまい人生が変わらないだけです。

本当に毎日毎日忙しくて何もできないのであれば、1年それが続けば人生での目標や夢にかなり近づいているはずです。

そうでないのであれば、これまでの自分の選択が全て間違っていたということです。

それをもたらすのが単純緊急性効果の影響です。




ポイント2 :「情熱バイアス」不利な仕事を任される


どうでもいい仕事だと言われても、それをやらされてしまう場合もあります。

意味のない無駄な仕事を上司に押し付けられるようなこともあると思います。

これに対する対策も紹介しておきます。

不利な仕事を押し付けられることが多い人が、それを逃れるためにはどうすればいいのかということです。


ブラック企業ややりがい搾取の問題がよくありますが、このようなところで働いている人は一生懸命働く人が多いです。

情熱があって頑張っている人ほど、なぜブラック企業にこき使われたりやりがい搾取の標的になってしまうのでしょうか?

普通に考えれば、情熱を持って頑張っている人であれば重要な仕事を任せたいはずです。

それなのにやっても意味がない重要ではない仕事をなぜさせるのでしょうか?

これは人間のバイアスが原因です。


心理学者のアーロン・ケイなどの研究で、2,400人の参加者を集めて8つの実験を行っています。

実験の内容としては簡単に言うと、参加者たちに非常に強い情熱がある人の発言を読んでもらいました。

その上で、その発言をした人がその人の上司からどのように扱われていると思うか調べています。

他にもいくつかの実験が行われていますが衝撃的なことが確認されています。


その結果、情熱が強い人は「ブラック企業で働くのが当然だ」と周りから思われる傾向があるということでした。

情熱が高い人は、会社のルールや規定にない仕事を割り当てられたり、プライベートを犠牲にしてまで働かされたり、本来自分の仕事ではないオフィスの掃除などをさせられても、周りの人からは同情されることも感謝されることもありません。

あの人は情熱的だからあれぐらいやっても当然だろうと思われやすかったということです。


「情熱バイアス」

要するに、やりがいや情熱を感じている人は、多少無理をさせてもいいと周りに思われてしまうわけです。

人はその人には情熱があるのだから自分よりも働くのが当然だと考えてしまいます。


だから、このような雰囲気が周りに伝わっている人はブラック企業ややりがい搾取のターゲットになりやすくなります。

その結果、自分がやらなくてもいい無駄な仕事に追われていつまでも変われないということになります。


他の実験で、仕事の内容によって情熱バイアスの影響は変わるのかということも調べています。

世の中には情熱的でなければできない仕事があります。

情熱が必要だとされるアーティストやソーシャルワーカー、介護の仕事などは、なぜかハードワークでもそれが当然だと思われる傾向がありました。

ソーシャルワーカーや介護の仕事の給料が上がらない問題も原因はここにあります。


事務職のようなあまり情熱がなくても大丈夫だと思われる仕事の場合には、ブラックややりがい搾取のターゲットになると問題だとされるのに、なぜか情熱の必要な職業に対しては、ひどい環境で働くのも当然だと思われてしまうわけです。


大抵の人は酷い環境で働くことと情熱を結びつけて考えてしまいます

あまり情熱をアピールしないようにしてください。

仕事を早くこなしたり完成度を求めるのはいいですが、 情熱をアピールするのではなく割り切って仕事をするようにしてください。

そうしないと搾取されている状況も変わらないし、周りから搾取されても当然だと思われてしまいます。


芸能人も好きでなければできない仕事です。

だからありえないぐらいの時間働かされても誰も文句を言いません。

芸能人になる人は情熱的だから、それぐらい仕方がないと多くの人が考えてしまうわけです。


あまり情熱的なことをアピールしないようにしてください。

よほどいい環境であったりいい上司に恵まれれば別ですが、そうでないのであれば効率的に割り切って仕事をしているだけと周りに感じさせた方がいいです。


まだまだ人が人生で変わらない理由は他にもあります。

続きもぜひチェックしてみてください。

 

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