あなたの外見は周りにどんな印象を与えていると思いますか?


結局、人間はイケメンや美女の方がやはり得をします。

経済的にも得をするし周りの人に優しくしてもらえるという点でも得をするし、やはり、見た目が良いということは有利になります。


人間というものは勝手なもので、相手に対する印象というものを勝手に決めつけます。

それを決めつけた上で、さらにその決めつけた印象を3ヶ月から半年も維持してしまいます。

そう考えると、人間関係としても恋愛関係としても、特に出会った当初の外見は重要になります。


そんな外見として、今回は人間関係の相談をもとに心理学的なメイクによる印象について解説します。

これはメイクにあまり興味のない女性も男性もぜひ参考にしてもらいたい内容です。

特に男性は女性たちが普段どれだけ多くのことを意識しながらメイクを頑張っているのかもわかります。


Q. 気が弱くて相手に舐められても言い返すこともできません。何か良い方法はあるでしょうか?


第一印象を良くすることを考えてみてはどうでしょうか。

印象がいい人を叩くのは人間としてかなり難しいものですから、第一印象を良くすることを試してみてください。


以上がDaiGo師匠のアドバイスでした





人はなぜメイクをするのか?


人がメイクをする理由は顔の情報量を減らすためです。

若さを表す特徴を残し、シミやシワといった加齢を表す特徴を隠すためです。


これは別に年齢を重ねることがネガティブなことだというわけではなく、人は誰でも長く生きていると、怪我をすることも病気になることもあります。体調が悪くなることもあれば、太陽の光にあたりすぎてシミが残ってしまうこともあります。

誰でも赤ちゃんの頃には顔の情報量がとても少なかったけれど、それが様々な理由で増えていきます。

このような情報量が少ない状態を作ろうとしているわけです。


生物学的には「若さの擬態」がメイクだと言われています。

ですが、様々な研究を紐解いていくと、どうやら若ければいいということではないようです。

これは男性からの目線だけでなく、大人っぽい印象を好む人もいれば、やっぱり若い感じが好きという人もいます。


今回はメイクが他人に与える影響について解説します。

結論としては、皆さんの顔のタイプによって、どのようなメイクをするとどんな印象を相手に与えることができるのかが変わります。

例えば、幼い雰囲気のメイクをすれば親しみを感じてもらえると思うでしょうが、それは元々の顔がどんなタイプかによって違ってきます。

全く同じようにメイクをしても、人によって印象が良くなることもあればそうでない場合もあるということです。


女性で、自分は誤解されやすいとか、自分は全く興味がない男性に付きまとわれて面倒だと言う人がいると思います。

このような人は意外とメイクの部分でそれを引き起こしているかもしれません。

メイクによって相手に誤解を与えることにつながる性格的な特徴を際立たせているかもしれないということです。


今回は、そんなメイクが相手に与える印象と、どのようなところに気をつければメイクで余計な損をしなくて済むのかということを解説させてもらいます。


外見や相手に与える印象が思っているよりも人生に大きな影響を与えます。

これは女性に限ったことではありません。

社会に出て活躍する女性も増えていますし、男性でもメイクを普段からしている人も珍しくありません。


いわゆる美女やイケメンは生涯を通じて得をします。

メイクや外見に気を使って、美女やイケメンに自分の外見を近づけていくことができれば、金額に換算すると億単位で生涯を通じて得をすると言われています。


外見の科学に関するおすすめ本

このような人間の外見に関する経済学的な格差についてはこちらの本がとても参考になります。

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美貌格差: 生まれつき不平等の経済学
 

こちらは見た目がいい人と悪い人でどれぐらい経済学的に差が出るのか、それを埋めるためにはどうすればいいのかということを教えてくれる本です。

もちろん見た目がいい人にもデメリットがあります。

見た目が悪い人も見た目に気を使うことでどれくらい人生が変わるのかということがわかります。

どんな外見をしていたとしても、これを知っているか知っていないかで大きな差になる内容が書かれています。

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美人の正体 外見的魅力をめぐる心理学

こちらもおすすめで外見的な魅力に心理学的に迫るという本です。

メイクだけでなく見た目の美しさについて心理学的に学ぶことができる面白い本です。




メイクが見た目年齢に与える印象


まずはメイクが見た目の年齢に与える印象についてです。

メイクをしていると若く見える人もいれば大人っぽく見える人もいます。


2018年のゲティスバーグ大学などの研究で、20代から50代の様々な年齢の女性32人を集めて、それぞれノーメイクな状態とプロがメイクをした状態で撮影を行いました。

その写真を別の130人の参加者に見せて、彼女たちのおおよその年齢を推定してもらいました。

それを実年齢と比べて、メイクをすると見た目の年齢がどう変わるのかということを調べました。


その結果、40代と50代の女性は、メイクをしていると有意に若く見られました

これは当然ですが、上手にメイクするとより若く見られるということです。


30代の女性は、メイクをしていてもノーメイクでも実年齢と差がありませんでした

メイクをしていてもしていなくても、見た目の年齢は変わらないということです。


そして、20代の女性は、メイクをすると老けて見られました

これは別に悪い意味ではなく、実年齢よりも上の年齢に見られるということです。


ただし、ここがポイントですが、全ての女性がメイクをしている方が魅力的だと判断されました

20代の女性はすっぴんの場合の方が若く見られますが、どちらが魅力的かと言われるとメイクをしている方だと言われました。

30代の女性は、メイクをしていてもすっぴんでも見た目の年齢は変わりませんが、同じようにメイクをしている方が魅力的だと言われました。

そして、40代から50代の女性はメイクをしている方が若く見えて、かつ、魅力的にも見られました。


この結果については、女性の年齢と魅力度について調べられた研究で、30代の女性が最も魅力的に見られるのではないかという結果と一致しています。

これはあくまで需要と供給のバランスから見た魅力ですが、30歳±3歳ぐらいが女性は最も魅力的に見えるそうです。

ちなみに、男性の場合は35歳から40歳の間ぐらいだと言われています。


生物学的にみると、基本的には男性は若い女性に対して魅力的に感じるようにできています。

若い方が妊娠可能性が高く、生物が子孫を残す本能から見ても若い女性の方を魅力的に感じるはずです。

ところが、人間はなぜか30代の女性が最も魅力的に見えるということでしたが、これは30代の女性がメイクをしていてもしていなくても見た目の年齢が変わらないということに通じる部分があるような気がします。


人間の顔が与える印象がどのように決まるのかということについては、これらの本がとても参考になると思います。

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第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?

こちらは顔の印象に関する研究の第一任者の方の本です。

メイクも含めて顔の印象についてガッツリと学ぶことができる本です。

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顔を読む―顔学への招待
 

こちらの本の方が読みやすいとは思います。

顔学という学問をベースに人の印象と見た目について学ぶことができます。


ここまでは年齢別のメイクの印象について紹介しましたが、メイクと言ってもいろいろあります。

僕はメイクの専門家ではないので技術的な事は言えませんが、日本人を対象にしたメイクで人の印象がどのように変わるのかという研究があります。

ここから先はそれをもとにメイクの心理学について詳しく解説していきます。


もちろん全ての方にこのメイクの方法が必ず合うということはないとは思います。

ただ、これを試していただくことで自分のメイクについて気づくこともあると思います。

メイクで印象が変わるのは間違いありません。どこをどのように変えれば求める印象を得ることができるのか、そのヒントを科学は与えてくれます。


科学は絶対ではありませんが僕たちの人生に大きなヒントをくれます。科学は万能ではないので全員に当てはまるわけではありませんが、手探りで答えを探すよりは科学をヒントにした方がいいと思います。

ぜひ続きもチェックしてみてください。