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一問一答「あなたが大切にしているモーニングルーティンはどんなことですか?」【1日中はかどるやる気の科学】

2022/01/06 12:00 投稿

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あなたが大切にしているモーニングルーティンはどんなことですか?


今回は、毎日ダラダラと過ごしてしまいがちだという方の相談をもとに、やる気を高めて毎日を充実させるためのモーニングルーティンについて解説させてもらいます。

Q. 毎日ダラダラと過ごしてしまいがちです。何かできる対策はあるでしょうか?

できれば、午前中や朝の内など、1日の早い段階でアドレナリンをできるだけ出すようにするのがいいと思いますので、激しめの運動を4分から5分でも結構ですから習慣にしてみてください。

これだけでもかなり変わると思います。


以上がDaiGo師匠のアドバイスでした。




やめる目標はやる目標に変える


みなさんも今年の目標に向かって、毎日習慣化することやモーニングルーティンについても考えていると思いますが、まず前提として考えておいて欲しいことがあります。


例えば、朝に自分がしようと決めたルーティンができなかったことによって自分にとって今日という1日が完璧な日ではなくなってしまったと思うと、他のことでも挫折しやすくなります。

朝に決めた習慣もないがしろにしてしまったし、午前中に大切な仕事をしようと思っていたのにそれもできなかったから今日はどうでもいいし、明日から頑張ればいいとなってしまいます。


朝自分が決めたルーティンを1つ挫折するだけでその日1日が挫折の日になってしまいます

そして、その1日が挫折の日になってしまうと多くの場合寝るのも遅くなってしまいます。特に、早く寝ることを目標にしている人はそれにも挫折してしまいます。


基本的に人間は何かをしないということを考えると余計にそのことをしやすくなってしまいます。

やめる目標は「やる目標」に変えてください。


自分のやる気を出したり成長していくためのモーニングルーティンを作っても、なかなか続かないとか挫折してしまうこともあると思います。

朝運動をしようと思ったのに寝坊してそれが出来なかったと挫折すると悔やんでしまうと思いますが、失敗しても構いません。決めた時間にできなくても構いません。その時間にできなかったら別の時間でリカバリーしてください。そのリカバリーをカウントしてください


今月は何回リカバリーできたかということを数字でわかるようにしておきます。

誘惑に負けないで頑張ることができた時にもモチベーションは上がりますが、誘惑に負けてしまったけれどそれを自分の力で取り戻すことができるし、自分は頑張れて、多少失敗したとしてもリカバリーしていく力が自分にはあるという自信を持つことができるとどんどん目標にチャレンジしていく能力が高まっていきます




仕事や勉強を始める時のモチベーション


モチベーションが湧いていない時に無理に仕事をしようとすると、仕事が進まないから余計に面白くないし、自己嫌悪感が高まってしまうことで、余計にやる気がなくなってしまうという負のループが生まれてしまいます。

ですから、仕事は楽にする必要があります。

これは手間を減らすとか手を抜くということではなく、やる気を出すための方法を身につけて「楽にやる」ということがとても重要になってきます。


そのために参考になる研究として、学生たちを対象にした研究で、アドバイスをもらった学生よりも自分自身もやる気がないのにアドバイスをあげた学生の方が勉強時間が長くなったということが分かっています。


他人にアドバイスをすることの驚く効果!


しかも、どれぐらいの差が出たのかというとそれがかなりの差で、なんと38%も多く勉強をしていたということです。


これはかなりの差だと思います。

考えていただきたいのは、人生を通して、仕事で今までよりも38%も仕事を多くこなすことができたとしたらどれだけ給料は上がるでしょうか。

自分で起業するという場合であれば、38%も仕事量が増えれば単純に純増するものではないでしょうが38%も皆さんの年収が増える可能性はあるわけです。


さらに考えていただきたいのは、100%の部分に関しては今の自分の仕事に充てたとして、プラスアルファとして生まれた38%の部分を起業するとか副業することに使えば、もっと成果も出るでしょうし可能性も増えるはずです。

他人にアドバイスをもらうよりも、他人にアドバイスをあげる方が38%も勉強や仕事の量が増えるということです。しかも、実際にそれだけ増えているのに負担を感じずに増えているということです。


これは1人でも使うことができますし、仕事に限らず、なかなか続かないダイエットや貯金などでも、その効果が確認されています。

ダイエットが続かない第三者に対して自分だったらどんなアドバイスをするか、

なかなか貯金ができない子供や後輩に対してどんなアドバイスをするか、

仕事や職探しで悩んでいる人がいたらどんなアドバイスができるだろうか、

客観的にアドバイスを想像して、それを紙に書き出してみるだけでも、自分がやりたいと思っていることに対するモチベーションは高くなります。


同じような目標を持っていたり悩みを抱えている第三者を想像してください。

どんな習慣でも行動でも具体的な行動に落とし込むことが欠かせません。

他人に教える場合には、具体的なステップに落とし込むということが自然とできるようになります。

ですから、第三者を想像して、その人に対してどんなアドバイスができるだろうか、これを考えて紙に書き出すことが重要なわけです。


応用としては、不特定多数へのアドバイスとすることができます。

Twitter などが使えると思いますが、不特定多数に対してアドバイスをする方法です。自分が仕事に対するやる気がなかなか出ないとか、朝なかなかモチベーションが上がらないと言うのであれば、同じような人に対して自分はどのようにアドバイスをするかということを考えて、不特定多数に対してそれを発信するわけです。


未来の自分からのアドバイスという方法もあります。

なかなかやる気が出ないという状態の自分がいたとしたら、例えば、10年ぐらい経って今の目の前の悩みはすっかりなくなっている自分から見たら、どのようなアドバイスをするかなということを考える方法です。未来の自分から今の自分に対して第三者にアドバイスをするような状況を作るわけです。未来の自分から今の自分にアドバイスをするとしたらどのように考えるだろうかということを想像してみてください。


結局は具体的な方法に落とし込むことができればいいので、自分から自分に対するアドバイスでも効果はあると思います。

大切なのは具体的な言葉にしてアドバイスをあげることです。




1分で毎日が充実するモーニングルーティン


わずか1分でやる気が出るモーニングルーティンがあります。

頭の中である想像をするだけで、なんと瞬時に幸福感が増してポジティブな感情が高まるので、結果的に仕事がはかどるようになるというものです。


そんな想像とは、自分の人生で起きた幸せだと思うこと、本当に良かったと思えることがもし起きていなかったとしたら自分はどうなっていただろうかという想像です。


「過去の幸せな出来事がもし起きていなかったら…」

自分の人生で起きた出来事を思い浮かべてみてください。

例えば、受験で成功して念願の大学に入ることができたとか、素敵な彼女が彼氏ができた、子供が生まれた、どんな出来事でも結構ですが、自分にとってこれは本当に良い出来事だったと思えることを思い浮かべてください。

それについて思い浮かべた後に、その出来事が実は起きなかったとしたら今どうなっていただろうかということを想像してください。


これを1日に1回、2週間にわたって実験では実践していますが、それより1ヶ月経っても気分の高揚感が続いて、幸福感を感じながら生きられるようになったという研究があります。


非常にシンプルでただ想像するだけですが、なぜこのような効果が現れるのかというと、人間というものは、何かを手に入れた時の喜びよりも何かを失う苦しみの方を強く感じるものだからです。


これはとても簡単な方法ですが、日々のモチベーションを大きく上げてくれる方法です。

ぜひ皆さんも1日に1分間でいいので想像してみてください。




運動は脳を活性化し幸福度を増してくれる


やはり、モーニングルーティンとして組み込んでいただきたいのは運動です。

落ち込んだ気分を改善して無気力な自分がやる気になれる方法として運動は最強だという研究がたくさんあります。


運動しないということは鬱になるための薬を飲んでいるようなものだと言われているぐらい運動は大事だということです。

普段、体をあまり動かさない人も、やはり体を動かして楽しかった経験はあるはずです。これは人間が持っている根本的なシステムなのだろうということです。


イリノイ大学の子供達を対象にした研究を見てみると、20分ぐらい軽いウォーキングをするだけでも脳の活動が向上し、感じる幸福度も高くなっていたということが分かっています。


実際に20分の運動で何が起きるかというと、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が分泌されます。

簡単にいうと脳にとっての栄養で脳を育てる物質です。これが分泌されると、脳が成長しやすくなり新しいものを学びやすくなったりストレスに強くなるということが起こります。

さらに、認知力や注意力を高めてくれるドーパミンが分泌されます。

気分を高めてくれるノルアドレナリンが分泌され、憂鬱な気分を改善してくれるセロトニンが分泌されます。


ちなみに、この効果は、運動を毎日習慣化していなくても得られるものです。

もちろん、毎日いい気分でやる気を発揮して日々のやるべきことに向き合いたいのであれば、運動をモーニングルーティンに組み込んでいただきたいですが、少し気分を上げたいとか大事な予定のためにその日だけ20分ほど運動するだけでも、幸福度ややる気が高まるということです。


散歩程度で十分ですから、朝起きてから軽い運動をするモーニングルーティンは最高の習慣です。間違いなくモチベーションは上がるし気分良く過ごせます。


とはいえ、朝に運動のモーニングルーティンを組み込むのは眠いし面倒だという人も多いと思います。

ですが、毎日30分の運動をすることで、仕事のやる気や気分が向上するだけでなく、仕事の生産性やキャパシティも増えるということが確認された研究もあります。

さらには、病気になったり体調を崩して病欠する可能性も減るということも確認されています。


仕事の生産性やキャパシティも増え、体調を崩して病欠する可能性も減るわけですから、自分のやる気を高めて仕事や勉強でも結果を出したいのであれば、毎日30分程度の運動は進んで行った方がいいのではないかと思います。


これは別に激しい運動をする必要もなく、できる方はしていただいてもいいとは思いますが、中程度の運動でいいので、少しきつめの早歩きを30分ぐらいするというのでもいいと思います。

軽い筋トレやスクワットでもいいと思いますし、階段の上り下りでもいいと思います。

最近は暑くなってきたので大変かもしれませんが、自転車通勤などもいいのかもしれません。

1日30分でいいので取り入れてみてください。


ここから先は、DaiGo師匠も使っている朝と夜のルーティンについて紹介させてもらいます。

朝やるとその日1日のやる気が上がることについていくつか解説させてもらいます。

やる気を高めて毎日を充実させたいという方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。


 

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