あなたが今年中にはっきりさせたいことは何ですか?

自分のやるべきことがはっきりしない、
自分の理想の恋愛がはっきりしない、
自分の感情がはっきりしない、
転職するべきなのかどうかがはっきりしない、
このまま今の仕事をしていいのかはっきりしない、
頑張っていることの効果がはっきりしない、

明確に理解できないことで、人はあらゆることに悩まされます。

DaiGo師匠の質疑応答でも、恋愛や人間関係、目標や仕事、様々な悩みが相談されますが、答えはそこにあるのに、自分の本当の感情が理解できないから行動できないだけであったり、そもそも、自分がどうしたいのかがはっきりしていないということが結構あります。


今回は、彼氏への結婚話の切り出し方が分からないという方からの相談をもとに、自分自身をはっきりさせて行動に結びつけるための心理学についてまとめさせてもらいます。


Q. 30歳女です。3年付き合っている彼氏と結婚の話をしたいのですが考えすぎてしまって上手く話せません。相手に嫌悪感を与えないような話の切り出し方や話の流れなどあったら教えて欲しいです。


友達が結婚したとか知り合いが結婚したという話から始めるのがいいのではないでしょうか。

そこから、結婚や新婚旅行に関する興味や意見などを自然に尋ねてみるのがいいと思います。

具体的な考えやビジョンが出てきた場合には考えているということでしょうし、そうでない場合は、まだタイミングではないということです。

まずは、相手にYES と言わせたいのか、それとも、相手の気持ちを知りたいのかということを自分の中ではっきりさせた方がいいのかもしれません。

相手にYES と言わせたいというのであれば、説得の技法を学んでみるのがいいと思います。

以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。



つまらない人生から抜け出すために4つのはっきりさせること


やりたい事があるけれどできないとか、何かしたいとは思っているけれど何をしたら良いのか分からない、やりがいや生きがいを感じない・・・

そんな方が、どうすればその状況を抜け出すことができるのか、4つのポイントを紹介しておきます。


1. 強みを活かして成長できているか?

自分の強みが何なのかが分かっていたり、これは人より上手いとか褒められるとか、自分はこれをしている時は生きている感じがするというようなことを活かして、自分が前に進んだり成長できている感覚があるかどうかが大事です。


これははっきりさせるためには、自分自身に以下の質問を投げかけてみてください。

自分の強みを活かすことができているか?

社会の役に立つことができているのか?

誰かの役に立つことができているのか?

自分が成長している実感があるのか?

それは自分が何をしている時に感じるのか?

なりたい自分になれているのか?


客観的に「自分がなりたい自分になれているのか?」ということをチェックすることが大事です。

自分の強みはなかなか自分では気づけないものですから、年末年始ある程度時間もあるでしょうから、周りの人や友達に聞いてみるのも良い方法です。


これは、自己実現と成長の因子といい、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』でも紹介されていますが、幸福の第一因子と言われているものです。

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幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)


2. 感謝できる人、感謝される人と自分が人間関係をしっかり作れているか?

自分が本当にお世話になっていると感謝できる対象を持つこと、そして、自分が誰かに感謝されているという感覚を持つことです。


感謝する対象と感謝されている感覚が人とのつながりをもたらしてくれます。友達はたくさんいるのに幸せを感じられない人はこの感覚が足りないかもしれません。


これははっきりさせるためには、以下の点で自分を確認して安定した人間関係を持つ事ができているのかをチェックするようにしましょう。

誰かを喜ばせる事ができているのか?

自分を大事にしてくれる人がいるのか?

感謝できているのか?

人に親切にできているのか?


感謝の研究はとても進んでいて、感謝すると免疫力が上がり血圧が下がったり、ポジティブな感情が強くなり死亡率まで下がるという事が分かっています。


3. 頑張ることである程度何とかなると思えるか?

自分の目標でも目の前の問題でも、頑張れば100%とまではいかなくてもある程度は何とかなると思えるかどうかが重要です。


失敗したり悩むこともあるだろうけれどそれをずっと引きずることはなく、友達や家族とも喧嘩することはあってもお互い頑張れば何とかなるという感覚を持てるかどうかが大事です。

完璧を求めないようにしてください。


4. 他人と比べずマイペースを保てているか?

あの人の方がお金を持っている、あの人の方がいい車に乗っている、あの人の方がいい服を着ている・・・ではなく、自分の失敗やうまくいかない理由を他人や環境のせいにせず、自分のせいなのはどこまでなのか?そして、自分が改善できるのはどこなのか?ということを考えるのが大事です。


人は人間関係に悩んだり、自分を抑えて何かを得ようと頑張っていると、時として自分にとっての幸せが何なのか分からなくなるときがあります。


人間は前を向いて行動することさえできていれば幸せになれます。

それなのに、どうしても錯覚やバイアスが影響を及ぼすものですから、皆さんは、これらの4つのポイントを意識してもらい、自分のやるべきことをはっきりさせていただけたらと思います。




自分の目標をはっきりさせる!


皆さんは来年の目標をすでに立てられたでしょうか?

まず、目標を立てるときに気をつけてもらいたいポイントについて簡単に紹介しておきます。


達成できる目標を立てるための5つのステップ

step1:目標設定
step2:現実化
step3:挫折と対策
step4:進歩の記録
step5:定期的な修正

ステップ1:目標設定

自分がどのようなゴールを達成したいのか、どのような目標を作りたいのかということをまずは考えてください。

これがもし思い浮かばない場合には、そもそも目標とは何だろうかと考えても結構です。

例えば、特に仕事に対しての目標があるわけではないけれど、もっと自由な時間が欲しいという欲求はあるということであれば、それを目標にしようと考えてもいいわけです。


特に目標がはっきりしないという場合には、自分に対して自問自答していくことが大切です。

その際には、できれば声に出すか紙に書くようにしてください。

自分の頭の中でひたすら考えているのも難しいものですし、声に出すか紙に書くかアウトプットすることによって、目標は明確になりやすくなります。


ただ悶々と悩んでしまうと答えは出ないでしょうから、先ほどのつまらない人生から抜け出すための4つのポイントも参考にしながら、自分に対して自問自答する時間を確保してみてください。


ちなみに、目標というものがただ具体的にすれば良いということではありません。

例えば、筋トレなど、すぐにできる行動や短期的な目標に対しては、具体的な表現を使ったほうが行動力は上がりますが、長期的な目標に対しては、モチベーションを保つ事の方が重要になりますので、目標はある程度幅を持たせた方が効果的です。

行動は具体化しましょう!

目標は幅を持たせて可能性を求めましょう! 


ステップ2:現実化

ある程度曖昧な目標でもいいので、目標が決まったら、それを現実化していくために、その目標に対してひたすら疑問を投げかけていきます。

それを達成できるとしたら、どうすればそれができるだろうか?

具体的にはその目標を達成するために何をするだろうか?

達成するために必要なスキルがあるなら、自分はどうすればそれを身につけることができるだろうか?

達成するためには、1日あたりの練習量はどれくらいが適切なのだろうか?


というように疑問形で考えていきます。


この際の、近い目標や現実的なプロセスを考える場合には、少しネガティブに考えた方がうまくいきます。


目標は5分ぐらいで決めても結構ですが、この疑問を投げかけるステップは最低でも10分ぐらいは行なってもらい、30分くらい続ければかなりステップが見えてきます。

もうこれ以上疑問が出てこないというぐらいまで行うのがコツになります。


ステップ3:挫折と対策

先ほどのステップで疑問を投げかけていくと、越えられないような壁や失敗した心当たりがある挫折のルートが見えてきます。

このような挫折や失敗に対して、少なくともその対策法を3つずつ考えるようにしてください。


挫折や失敗に対する対策を考えた時の方が、人間は具体的な行動に結びつきやすくなります。

モチベーションが下がったり、やる気が出てこないという時にも、人間はやろうかどうしようか迷っている時にやる気がなくなってしまうものですから、そのための対策としても使うことができます。


ステップ4:進歩の記録

人間のやる気というものは、「自分がどれぐらい前に進んでいるかということが分かる」ということがとても大事です。

記録=自分を客観的に見るために最適なテクニック

多くの人がいつのまにか挫折してしまったり、自分が何がしたいのかはっきりしなくなるのは、自分が前に進んでいるとか成長しているという感覚がなくなると、あるいは、それが分からなくなると人間はやる気がなくなってしまうからで、そもそもモチベーションの問題ではなく、自分がどれくらい進んでいてどこにいるのか? それを記録することができていないことが問題です。


ステップ5:定期的な修正

楽観的な人やポジティブシンキングの人は目標を達成することが難しくなります。

一度決めた目標を絶対にやり遂げないといけないと考えてしまう完璧主義の人も失敗しやすくなります。


どちらにしても、自分の失敗や改善点に向き合うことが必要です。

結局のところ、定期的な修正により問題の改善を継続的に行わない限り、特に長期的な目標を達成することは難しくなります。





記録の習慣化で目標達成


自分の立てた目標を達成するためには、やるべきことを習慣化することが重要だと考える人も多いと思います。

もちろん、習慣化のテクニックを使って、やるべきことができるようになると人生は変わります。


ただ、そこで意識するべきは、行動の習慣化よりも記録の習慣化かもしれません。

人は記録することで、自分の現在地を把握することができてモチベーションを保ち続けることができます。

そして、記録を習慣化することで、自分の目標を思い出す機会が増えます。

その結果として、必要な行動を取るために最も効率の良いタイミングを把握することもできます。


実際の研究でも、何かを習慣付けたいと思ったら、自分の実際にした行動を記録すると効果的だということが確認されています。

さらに、それにより自分がやるべき目標や目的を達成するための効果もあるとされています。

習慣化のテクニックは色々とありますが、この記録というのは、実験の効果量としてもかなり高く効果的です。



ここから先は、恋愛や人間関係で、どうしてもはっきりしない感情をはっきりさせるための方法から、今後のビジネスで自分がどう挑戦していけばいいのかが分からないという方や、今年も自分の立てた目標を達成することができず、どうしてもやるべきことができないという方が、どうすれば自分に必要な成長や変化をしていくことができるのかということまで解説していきます。

ぜひ続きをチェックしてみてください。