あなたにとっての「自分らしい人生」とは、どんなものでしょうか?
今回は、会社の人に認めてもらいたいという新卒の方の相談をもとに、余計な思考や感情に振り回されることなく、自分らしく生きるための心理学についてまとめさせてもらいます。
Q. 新卒ですが会社の人に認めてもらえるような行動はあるでしょうか?
認めてもらえる行動は成果を出すことでしょうから、成果を出すことを考えればいいと思います。
もし、その成果をすぐに出すことができないと言うのであれば、迎合することが良いのではないでしょうか。
人当たりを良くしてみんなに好かれる人間になれば認めてはもらえるでしょうが、認めてもらうことに何の意味があるのかと僕は思います。
僕によくまともじゃないと文句言ってくる人が結構いますが、そもそも僕は自分でも頭がおかしいと思っています。
そもそも自分でもまともではないと思っている人間に対して、まともじゃないと言っても、それは褒め言葉にしかなりません。
結局、人は、認めてもらったとしても自分が望んだ形での認められ方でなければそれは不幸です。
人は自分が認めて欲しくない方向性で認められることがあります。
これをプレッシャーと言います。
こうあるべきだというような期待を押し付けられて、それはどんどん自分がしんどくなるばかりです。
認められたいと思い頑張り、自分らしくないことで認められると一生仮面をかぶり続けて生きるようなことになってしまいます。
そういう人生を生きていきたいのでしょうか?
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
承認欲求に支配される人生
承認欲求とは、要するに、周りの人にすごいと思われたいとか自分を認めてもらいたいという欲求ですが、これははっきりいって誰にでもあるものです。
ただ、これが欲求の主なものになってしまうと、かなりしんどい人生を歩むことになってしまいます。
そもそも承認欲求に支配されるということは他人に支配されることと同じです。
他人に認められる行動を無意識のうちにもとろうとするわけですから、まさにパブロフの犬の如く、他人に認められることを必死に求めまくる非常に残念な生き方になります。
人は、他人に認められたいと思うと自分はすごいということをアピールしようとします。
自分がしている行動から勝手にすごいと思われるというのであれば構いませんが、そうではなく、自分がすごいと思われたくて何かの言動をしたり選択をするようになってしまうと、それを世の中では見栄を張ると言います。
見栄っ張りには破産しやすいという傾向があります。
儲かっている間は見栄っ張りも問題はありませんが、見栄っ張りの人は儲からなくなればなるほど余計にお金を使うようになってしまいます。
もっとあの人みたいに・・・、
〇〇より・・・、
認められたいというのが承認欲求です。
承認欲求を持つこと自体が自動的に他人との比較を意識することになります。
承認欲求を持っている人は、他人との比較による不幸を受けやすくなるということです。
承認欲求から逃れるための対策
対策その1 :オリジナリティの追求
自分のリソースは、オリジナリティへの投資とオリジナリティの追求を意識してください。
対策その2 :比べるべきは過去の自分
昨日の自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分が確実に前に進んでいくということを実感することにより人のモチベーションはどんどん高まるものです。
対策その3 :完璧主義ではなく「改善主義」
1%だけの改善でもいいので、完璧ではなく改善を求め続ける「改善主義」をお勧めします。
感情に左右されずに自分らしく生きるための心理学
感情に振り回されないために
怒り(二次感情)を
悲しさや寂しさなど(一次感情)に変換する
怒りをぶつけられると、誰でも納得できない思いが膨らみ、相手に対して自分も仕返しをしたくなります。
ですが、そんな時は「怒りを使って何を伝えたいのだろう」と考えてみてください。
感情で伝えるのではなく感情を伝える
人間関係でも恋愛でも、「なぜわかってくれないのか?!」そんな思いに縛られてしまう人が多いのではないでしょうか。
それは、感情で伝えようとしているからです。
そうではなく「わかってくれなかったのが寂しかった」というように、感情をちゃんと相手に伝えることが大切です。
感情的な相手に過剰反応しないこと
感情的な相手に、無駄に過剰反応しないことも重要です。
そのためには、相手の感情を推定してみてください。感情に振り回されないために相手の感情を推定するということがポイントになります。
罪悪感を感じさせることで相手を動かす
怒りの感情をぶつけてきた相手に最も強力な返し方は、相手に罪悪感を感じさせることです。
結局は、相手の行動を変えたり相手を動かすことが重要なわけですから、文句を言われたら言いにくいことをわざわざ言ってくれてありがとうと返すようにしてみてください。
他人を責める労力を節約する
認めてくれない相手を責めても認められることはありません。
無駄な時間や労力を節約する方が重要です。
劣等感からくる嫉妬を手放す
劣等感が全くない人間はいません。誰でも少なからず劣等感を持っています。
ですから、前提としてまず「他人と比較しない」ということが重要になります。
そして、「でも、だって、どうせ」等の自分を卑下する言葉を普段から使わないようにしてみてください。
さらに、常に事実と主観を分けて考えるだけでも、余計なマイナス思考で感情が乱れることが少なくなります。
仮に自分より成功している人を見て嫉妬を感じたとしても、「この人にもきっとしんどいことがあるんだろうな、自分と同じで」と考えてください。
怒りの感情をぶつけられた時のリフレーミングと同じで、自分で解釈を変えることが重要です。
誰にでもしんどいことは少なからずあります。
劣等感が強い人は自分を無駄に卑下してしまいます。
自分を否定してしまうので、自分が他の人よりもいいことを思いついていたとしても、それについては客観的に比較することもなく、自分の考えたことは全て価値がないと考えてしまい、他人の意見を取り入れて流されるということになってしまいます。
自分の可能性をみすみす捨ててしまうことにもなります。
感情で人を操ろうとしない
自分の感情をぶつけて相手を思うように動かそうとしても、そもそも相手を変えることができません。
怒りに操られないように、そもそも争わず対処することも重要ですし、怒りを感じたら、自分の一次感情に目を向けるようにしてください。
怒りの感情というのは二次感情で、その根本には、悲しみや寂しさ、心配や落胆といった一次感情があります。
相手も同様ですが、自分にもその一次感情があるわけですので、そこに意識を向けてみてください。
そして、冷静になるには、その自分の感情をありのまま紙に書き出すことです。
くれぐれも問題行動で相手の注目をひこうとしないでください。
ここから先は、自分らしく生きていくための心理学についてまとめさせてもらいます。
前半同様に、できるだけポイントだけをわかりやすく解説させてもらいます。
そして、最後には、今回の内容をDaiGo師匠がまとめたマインドマップも紹介させてもらいます。
余計な感情に振り回されず、自分だけの人生を自分らしく生きるために役立てていただけたらと思います。
ぜひ続きをチェックしてみてください。
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