あなたの人生の目的は何ですか?
何をしている時が一番楽しいですか?
前回、前々回とお金と自由にまつわる心理学を解説させてもらいました。
お金を手に入れるために大切な考え方や行動について、気づかないうちに無駄な消費をしてしまっていることに気づくための大切な考え方、この辺りを解説させてもらいました。
結局、お金というものはあくまで自由を手に入れるための道具ということでした。
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
一問一答「経済的豊かさを手に入れるために何を大切にしていますか?」【お金が増える行動】
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とはいえ、トマ・ピケティも言っているように、お金があるところ、お金を働かせているところに残念ながらお金は集まります。
一番お金に近い人が稼ぐというのが資本主義でもあるのでこれはやむを得ないことです。資本主義であり民主主義である世界にいる僕たちは、人を集めるかお金を集めるしかありません。
人を集める人かお金を集める人が儲かるシステムなので、これはどうしようもないです。
その中で財産を作るとしたら元手が要ります。その元手をまず作るには当然節約と貯蓄が必要になります。
今回は、自分の行動に対する後悔ばかりでいつまでも現状が変わらないという相談をもとに、そんな自由やお金に限らず、皆さんが人生で目標に向かって進むために大切な心理学についてまとめてみたいと思います。
Q. あの時にこうしていればよかったというような後悔ばかりで今の現状が変わりません。どうすればいいでしょうか?
大抵の人は、あの時にこうしていればというようなことを考えます。
あの時にこうしていれば今がこう変わっていたはずだと後悔しているということは、「今こうすれば将来がこう変わるのではないか」と考えてください。
結局、人間は今から過去を見ると、もっとこうすればよかったのにと考えてしまいます。
そこから、もっとこうすればよかったと妄想が広がるわけですが、同じ妄想する力を使うのであれば、未来の自分から今の自分を見ることを妄想してください。
自分の視点を未来において今の自分を見てください。
未来の自分があの時これをしていてよかったと思えることがあるはずです。
例えば、
ダイエットをするとか語学の勉強をするとか、
運動する時間や読書する時間を増やすとか、
貯金をするとか、
どんなことでも同じですが、未来の自分から見たときにやるべきことはかなり明らかなことです。
しかも、ある程度大人になってから、あの時こうしていればと思えることは今やってもかなり効果はあります。
あの時もっと言いたいことを言っとけばよかった、
学生の時にもっと勉強しておけばよかった、
ということを言う社会人も多いですが、それは今しても効果があることです。
ですから、ほとんどの場合、あの時こうしていればよかったというのは、「今すればいい」という話になってしまいます。
そこを考えていただければ、もっと上手に生きていくことができるのではないかと思います。
以上がDaiGo師匠のアドバイスです。
人生の目的と貯金額
これは以前の一問一答でも軽く紹介しましたが、人生において目的があり、かつその目的が多ければ多いほど収入が上がるし貯金額も上がるということがわかっています。
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10年前に人生の目的を持っている人、目的を多く持っている人ほど収入も貯金額も多くなる傾向が確認されました。更に、この人生の目的レベルが標準偏差より1ポイント上がるごとに貯金額が224万円も上がったそうです。
しかもこの傾向は個人の性格特性や自分の人生に対する満足度のような他の周辺要素を調整しても確認されました。
つまり、性格が内気だったりメンタルが弱かったりしたとしても、人生の目的をしっかり持っていれば収入の面ではそうでない人よりも増えるということです。
自分は性格が弱気だし・・・
リスク取れないし・・・
集中力がないから・・・
色々いう方もいますが、実際は収入に関してはそういったことではなく、人生の目的を明確に持てているかどうかのほうが遥かに大事だということです。
人生の目的を明確に持つと長期的な目標を追うようになります。
その結果、短期的な目先の利益に飛びついたり目先の欲望に負けること無く長期的な目標に向けて頑張っていくことが出来るようになります。
長期的な目標を持つ方法
ここで人生の目的を明確に持つために簡単な方法を紹介しておきます。
もちろん、3年後5年後などの短期的な目標や中期的な目標も大切です。
ただ人生の目的を明確にするという点では、「自分の生きる意味」を見いだすことを考えてください。
自分はどのように死にたいのか?
みんなにどのように覚えられて死にたいのか?
このようなことまで明確になっていると、そこから長期的な目標・目的を立てることが出来て、短期的で具体的な目標・目的も立てることが出来るようになります。
そして、そこに向けて頑張って進んでいけるので、迷いもストレスもなく、結果として収入も上がるし貯金も増えて健康でいることも出来るようになります。
生きる意味を他人に求めることは間違っているのか?
自分の生きる意味を考える上では、当然自分自身に注目する必要もありますが、人は他人のために生きるからこそ頑張ることができるということもあります。
人間には2つの目標の作り方があります。
自分の目標に対して誰かを絡めて他人のために頑張るという目標の立て方と、自分だけの目標としての目標の立て方があります。
例えば、貯金を頑張ろうと思った時に、
将来子供が可能性に挑戦できるように、
いつか大切な人ができたら幸せにできるように、
そうやって誰かのために頑張ろうと目標を立てる人もいます。
ダイエットを頑張ろうと思った時にも、
自分がかっこよく思われたいということではなく、
娘にお父さんかっこいいと言われたいから、
そんなわけで目標を立てる人もいます。
自分ももちろん得をする目標だけれど、それが他人を喜ばせることもできる、そんな他人を絡める目標を立てた人の方が当然ですがその目標に対する達成率は高くなります。
自分がゴールを達成したことにより、そこに喜んでくれる人がいる人間の方が強いということです。
ですから、自分の目標達成や生きる意味を他人に求めるのはダメなことだという人もいるかもしれませんが、それは決して間違っていません。
自分自身を理解するために
自分の人生やその目的について考えようとした時に、自分を見ることなく他人を見て、誰かに憧れたり真似をしようとする人が結構います。
これが不幸の始まりで、自分が今どこに立っていて何をしている時が一番楽しいのか、自分がいったい何を求めているのかということを明確にしておかないと、人はそうやって余計な思いばかりを抱えてしまいます。
自分がどんな人間なのかということを見なくてはいけませんので、そのためにはこちらの本が参考になります。
「自分は人生で何をしたいのか?」
「人生で何をしている時が一番楽しいのか?」
このようなことを理解し、ありのままの自分をちゃんと見極めるという自己省察をできるだけ人生の早い段階でしておくと、やはり、人生の目的がなんとなく見えてきます。
もちろんこの人生の目的は変わる可能性もありますが、人生の目的を持っておくことがとても重要です。
人生の目的を持っている人の方がメンタルが強くなったり、仕事の効率も良くなるなど様々なメリットがあります。
ここから先は、この自己省察についてDaiGo師匠の経験をもとに解説させてもらった上で、人生で本当にやりたいことに集中するための方法について解説させてもらいます。
自分のやりたいことが見つからない、やりたいことはあるけれど具体的な行動に移すことができない、そんな方はぜひ続きをチェックしてみてください。
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