あなたは経済的豊かさを手に入れるために何を大切にしていますか?
今回は、お金持ちになるにはどうすればいいのかというとても端的な質問をもとに、お金持ちになる人の特徴と、本当の富裕層たちがどのような特徴を持っているのかということを解説したいと思います。
Q. お金持ちになるにはどうすればいいでしょうか?
勉強すればいいのではないでしょうか。
お金持ちになりたいという人は、そのほとんどは答えがわかっていることで悩んでいます。
いわゆるお金持ちや一定以上の経済的地位を持っている人は、答えがない問題で悩んでいます。
全く前例がない新しいビジネスを形にするにはどうすればいいのか、
これから未来はどのようになっていくだろうか、
このような今答えがまだないことを考え答えを探すというのが頭がいい人達がすることです。
頭が悪い人は、調べれば本に書いてあるし、既に誰かがして結果が分かっていることでいつまでも悩んでいます。
あるいは、自分で挑戦して試してみればすぐに答えが返ってくるようなことに対して悩み続けています。
いつまでも悩み先延ばしした結果、ようやく答えを見つけた時には、その答えはすでに誰かが見つけたものです。
これが頭がいい人と悪い人の違いですから勉強した方がいいということです。
勉強すれば、考えなくてもいいことや時間を費やさなくてもいいことを見つけることができます。
大人になってから重要なのはカンニングです。
他の人たちがすでに見つけた答えが様々な本に書いてあります。
大人になってからの勉強はそれらを使えばいいわけですしカンニングしても問題ありません。
むしろ、本を使ってカンニングしても解くことができない問題をどのようにして解決するのかということが大人がするべき戦い方です。
そこを理解していないと人生は苦労するものになります。
お金持ちの6つの特徴
ドイツのミュンスター大学の研究でドイツに住んでいる130人の富豪を対象に行われたものがあります。
その結果6つの特徴が示されています。良いところが4つと悪いところが2つです。
1. 外向性が高い
外向性が高いというのは、要するに人見知りしないということです。
2. 開放性が高い
開放性とは好奇心のことです。
色々なことに興味を持ったり新しいものに興味を持ったりすることです。
3. 誠実性が高い
要するに仕事をする時には真面目に働くということです。
意外と真面目にコツコツ働くタイプが多いということです。
4. 神経症的傾向が低い
神経症的傾向とはメンタルの弱さです。
要するにメンタルが強く感情が安定しているということです。
外向性と誠実性と感情の安定は鍛えることができますので、お金持ちの性格は作ることができると言えます。
5. 協調性が低い
やはり、結構わがままだったようです。
お金を持ったからそうなったという可能性もありますし、もともと協調性が低いから人に流されず自分でビジネスをして成功したという可能性もありますのでなんとも言えませんが、協調性が低い方も大丈夫と考えることができます。
6. ナルシスト傾向が高い
自分のことが大好きでした。
ナルシストにも良いナルシストとそうでないナルシストがいて、良いナルシストは自分のことが好きでもっと好きになれるように努力するタイプです。
まとめると、
人見知りはせず好奇心旺盛で、真面目にコツコツするのが好きで感情が安定している。
そして、協調性はなくわがままだけれど、自立していて自分が好きで自分の能力を磨くタイプということです。
人間の性格は根本的には変えることはできなくても 、その人達が取りそうな行動パターンを意識するだけでもお金持ちには近づくのではないでしょうか。
お金持ちになる考え方を身につける
先ほど紹介したように、お金持ちには性格的な特徴もあり、そこから日常の物事に対する行動も変わってきます。
ですから、そもそもどのような考え方を身につければ、科学的に見てお金持ちになりやすいのかということを考察してみます。
「人生の目的」
人生のできるだけ早いうちからの対策が重要です。
カールトン大学などの行なった人生の目的と年収に関する研究を見てみると、どうやら若い頃から人生の目的がはっきりしている人は年収が高くなるようです。
この研究で被験者にどれぐらい同意するかということを尋ねるために使われた質問を紹介します。
みなさんも自分がどれだけ当てはまるか考えてみてください。
<1> 目的のない人生を送る人もいるが、私はそうではない。はっきりとした人生の目的を持っている。
<2>私はその日その日を生きていて、未来のことを本気で考えたことはない。
<3>時折人生でやるべきことはすべてやり遂げたと感じることがある。
人生の目的がはっきりしている人というのは、世の中には目的がない人生を送る人もいるけれど、自分ははっきりした人生の目的を持っていると考えていて、人生でやるべきことはまだまだたくさんあり、そのためにもこれからもっと成長しなければいけないと考えている人です。
つまり、目的がハッキリしていて計画性があり常に成長を求めているということです。
この研究では、参加者全員のパーソナリティテストを行った上で、人生の満足度やその人達の年収や資産までチェックしています。
その結果、人生の目的が与える大きな影響が4つのポイントから見えてきます。
ポイント1 :人生の目的の感覚が強い人ほど、年収も高く資産の量も多い
ポイント2 :10年後の再調査でも、人生の目的の感覚の強い人ほど年収と資産の量は増えていた
ポイント3 :人生の目的の感覚による年収のアドバンテージは、35歳までの若者に強く確認された
ポイント4 :人生の目的の感覚が標準偏差で1増えるごとに、9年間で資産に20857ドルの差が出る
まず、人間の性格や人生に対する満足度、教育レベルなどすべてを調整しても、人生の目的の感覚が強ければ強い人ほど年収も資産も増えるということです。
それは10年後の再調査でも確認されて、10年単位で考えても人生の目的が明確な人ほどお金を稼ぐことができるということです。
そして、そんな中でも特に人生の目的を明確に持つことで最も年収が高くなる時期としては、20歳から35歳の頃だとされています。
さらに、データによると人生の目的の感覚が標準偏差で1増えるだけでも、9年間で資産には200万を超えるほどの資産の差が出ていたということです。
研究チームによると、人生の目的感が長期的な目標を成し遂げるようなモチベーションを高めるのだろうと推測されています。
要するに、人生の目的がはっきりしている人ほど、自制心を発揮して長期的な目的のためにコツコツと頑張ることもできるということです。
皆さんも自分の人生の目的を明確に保つように努めてください。
自分と向き合い人生の目的を明確にするためには、Dラボでは、自己省察と知的謙遜の放送を参考にしてください。
特に自分の人生に何を求めるのかという自己省察によって、自分の人生に明確な目的を見出すことでお金も稼ぐことができるようになるということです。
富裕層の考え方と投資を学ぶためのおすすめ
これは世界一の投資家であるウォーレン・バフェットさんの自伝です。
彼の実際の考え方や、損をしないということがどういうことなのかが分かると思います。
この2冊はハワード・マークスさんの本ですが、バフェットさんも珍しく絶賛したという本になります。
普段から投資をされている方にはとても参考になると思います。
名だたる世界トップクラスの経営者やビジネスマンたちに関わってきた、かなりの実績を持たれた方の本です。
ニューヨークタイムズのベストセラーにもなっていて、読み物としてもとても面白いと思います。
本当のお金持ちの世界とはどんなものなのかというようなことがわかる本です。
世界トップ1%のとんでもない金持ちの人達は、どのようにして自分たちの資産を守っているのかということが書かれています。
こちらは資産が1億円を超えたらそこからどう増やしていくのかということを学ぶことができる本です。
少し古い本ですが、考え方はそのまま使えますし十分に参考になると思います。
ここから先は、日本の富裕層の特徴について調べられた研究をもとに、より具体的にどんな考え方が大切になるのかということを解説していきます。
ほとんどの富裕層は、自分がどれだけの資産を持っているのかということをわざわざ公表する必要がありません。
そのため、このような知識はなかなか表に出ないものです。
人間にはお金の話をするだけで嫌な人に思われてしまうというようなバイアスがあります。
それにより当然ですが本当のお金持ちは情報発信しなくなり、そうなれば経済格差はますます広がっていきます。
真の富裕層についての理解を深めて自由を手に入れたいという方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。
コメント
コメントを書く