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一問一答「未来に不安を感じたら」【自信をつけるために捨てるべきもの】

2021/04/01 20:00 投稿

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あなたは今未来にどんな不安を感じていますか?

あなたが前に進むために捨てるべきものは何ですか?


今はコロナの影響もあり先行き不透明な時代で、将来に対して不安を抱えている人も多いと思います。

今回は、離婚を決意して先に進もうと決めた女性から、この先自分のことを好きになってくれる人が現れて再婚できるだろうかという相談をもとに、恋愛に限らず人生において正しい自信を持ち前に進むためにどうすればいいのかということをまとめていきたいと思います。


Q. 「私は38歳で既婚者ですが、旦那が不安型のスタイルを持つ人で重く離婚を決意し冷戦中です。いつか再婚できたらと淡い夢も抱いたりしていますが、容姿が特別美人でもなく40近い年齢、サバサバしていて且つ自由気ままな性格を考えると、自分を好きになってくれるのは自分に依存するようなタイプしかいないのかなとも思ったりします。この先、自分が好きになった人に好きになってもらえる可能性はやはり低いと考えるのが妥当でしょうか?」


という相談でした。


皆さんであればどのようにアドバイスされますか?

DaiGo師匠の質疑応答ではこのような未来に対する不安を抱えて悩んでいる人がかなり多いですし、同じようなことで悶々と悩んで立ち止まっている人が多いのではないでしょうか。


DaiGo師匠の答えは以下の通りでした。


恋愛に関してはみんな悩みが同じで、自分が動かないで「相手が自分を好きになってくれるかどうか」ということを考え恋愛になると待ちになります。

好きな人がいて「その人が自分のことを好きかどうかということを見分ける方法を教えて欲しい」という人がいますが、もしその相手が自分のことを好きでないと分かったらスパッと諦めることができるのかということになります。

普通に考えて諦めないはずです。


大事なのは未来を読むことではなく未来をつくることです!

自分が好きになった人が自分のことを好きになってもらえる確率がどれくらいなのかということを気にする暇があるのであれば、自分が好きだと思った人自分のことを好きにさせる方法について学んだ方がはるかにいいわけです。


いつも言っていますが、未来を読むための唯一にして最強の方法は未来をつくることです。

皆さんは未来を読もうとか知ろうとするのではなく、未来をつくる人になりましょう。

これは恋愛でもビジネスでもどんなことでも同じです。


そのために参考になるのは、成長マインドセットや習慣化のテクニックです。

これらを学んでもらった上で、

どうすれば自分の人生を操ることができるのか?

どうすれば未来をつくることができるのか?

ということを考えてください。


そもそも存在するかどうかもわからない未来に振り回されているのはばかばかしいです。

未来をつくる側の人間になりましょう。


Dラボ - 努力がクセになる性格に変わる「成長マインドセット」入門

Dラボ - 習慣化の帝王【if-thenプランニング】徹底解説〜効果量0.99の単独で人生変わる最強心理テク


皆さんはありもしない未来に振り回されていませんか?

自信を持って未来をつくる側の人間になろうとしていると言えますか?


今回は、そんな未来をつくる側の人間になるための自信を手に入れるための方法についてまとめさせてもらいます。


自信を持って捨て去るための勇気をくれる本

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何を捨てるべきか選べないあなたに

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才能は努力で作ることが科学的に証明

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自分に自信を持つための自己効力テスト

まず自分の自信のレベルを図るためのテストを紹介しておきます。


自分を認めることができて、自分に対して適切な自信をどれくらい持っているのかということが重要になります。

自分に自信が無いと思い込んだり、自分を過小評価している人も結構います。これはあらゆる場面で可能性を減らしてしまうことにつながりますのでとてももったいないことです。

自分を過小評価しないために自分の自信のレベルを測ってみましょう。


GSEテスト(general self-efficacy)

これは自己効力感を測るためのテストです。

自己効力感とは自分の力で人生をどれくらい変えていくことができるのかという感覚で、これがいわゆる自信の事になります。

これは様々な研究でもよく使われるもので、信頼性係数は0.76から0.9ぐらいですからかなり精度は高いといえます。

全部で10問の質問で構成されています。


全く当てはまらない:1点

やや当てはまらない:2点

やや当てはまる:3点

完璧に当てはまる:4点


ひとつずつの質問に答えてもらい最後に点数を合計してもらいます。

似ている質問もありますがあまり深く考えず直感で答えてください。


1. 頑張ればいつも難しい問題を自分の力で解決できる

2. 他の人が反対しても、自分が欲しいものを手に入れるための方法を自分の力で見つけることができる

3. 1つの目標に集中することができれば、それを達成することは簡単なことだと思う

4. 予測できないような事態が起きても、効率的にそれに対処する自信がある

5. アドリブがきくので、予測できない状態になってもそれをうまく解決することができる

6. 必要な努力を続けることができたら、自分が抱えるであろうほとんどの問題は解決することができる

7. 自分の問題を解決しに乗り越えていく能力を信じていいので、困った事が起きても冷静でいることができる

8. どんな問題が起きても、大抵はいくつかの解決策を見つけることができる

9. たとえトラブルに陥ったとしても、大抵は複数の解決策を瞬時に見つけることができる

10. 何が起きてもいつでも対処することができる自信がある


皆さんの点数を合計してください。


この点数が高ければ高いほど自己効力感は高いとなります。

2000年に行われた大規模な調査で世界25カ国から2万人を対象にこのテストを行い平均値を出してくれています。

世界の平均点は29.55点で、日本の平均点は20.22点です。

ちなみに、フランスの平均点は32.19点で、フランス人はかなり自信を持っていると言えます。

最も楽観的な国民性としては、コスタリカが33.19点でした。


この点数が高いと、感情は安定し楽観的でくよくよ悩むことが少なくなります。仕事に対する満足度も上がり、ストレスを抱えにくくうつになりにくい傾向もあります。さらに、不安も少なく健康状態も良好で、バーンアウト症候群にならないとされています。


日本の平均点は20.22点ですから、20点を目安に考えるといいのではないでしょうか。

20点を下回る人は対策をした方がいいですし、30点を超える人は自分の人生を切り拓いていくことができるのではないでしょうか。

自己効力感を高めるためのおすすめの本と動画を紹介しておきますので、参考にしてみてください。


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Dラボ - 自分を好きになるための自己肯定感の科学



些細な行動で健全な自信を持つことができる!

誰でも自信をなくすことはあります。

とはいえ、あまりに自分に自信を持つことができなければ新しいことにチャレンジすることもできませんし、恋愛も始まりもしないということになってしまいます。


自信というものは絶対的に持っていないといけないというものではありませんが、自信満々というほどではなくても、健全なレベルである程度の自信というものを持っていないといけません。全く自信がないと生きていくのがしんどくなってしまいます。

ですから、人生に大切な自信の付け方についても紹介させてもらいます。


人間の自信というものの短期的な変化について調べてくれた研究があり、それによると、人間の自信というものは結構短期的に上がったり下がったりするものだそうです。


これはなんとなく皆さんも分かりと思いますが、素敵な恋人ができたりすると急に人が変わったかのように自信に満ち溢れたり、筋トレをして体を絞って見た目が変わったら、表情や態度まで変わってきたということもあると思います。


この研究では、996人の被験者を対象にして全員にオンラインでトランプの大富豪をプレイしてもらっています。

そのゲームは、勝つと5ドルもらえるというものでしたが、最初に勝った人のところにいいカードがいくように設定されていて、最初に勝った人が勝ちやすくなるというシステムを密かに組まれていました。

そのような条件のもとで何試合かゲームをしてもらい、終わった後に全員に感想を尋ねています。


その結果分かったこととして、最初に勝った人が勝ちやすくなるシステムを組まれていたにも関わらず、ゲームに勝っている人ほど、そのゲームは公平で自分の行った努力や考えは報われて自分には才能があると思い込んでいたということです。

要するに、自分に自信を持てるようになる確率が高かったということです。


これは小さな勝利が自信につながり行動を起こさせるということです。

結局、人は事実に基づいて自信がついてくるということではなく、とりあえず小さな勝利を得ることで自信を持つことができるということです。


勝てば勝つほど自信を持つことができるようになり、世の中は公平だと考えるようになるので、そこから他の人にできることは自分にも出来るはずだと思えるようになります。

それにより自信が湧いてきて、実際に様々な行動につながり、さらに自信を深めて行くということに繋がります。


ですから、最初の勝利はどんなことでも構いません。

単に運が良かったということでも構いませんし些細なことでも構いません。

何かしらの特定のジャンルで勝利する、自分の小さな目標を達成する、ちょっとした成功をする、というだけで人は自信を持ちそれは加速していくということをこの研究は示唆しています。


自分の勝てる領域を持っておくということもいいと思います。

自分が勝てる領域を持っておき、いざとなったらそこに立ち戻ることができるようにしておくのも良いのではないでしょうか。


これは過去の自分に勝つということでもいいと思います。

例えば、読書でも勉強でも筋トレでも、今までできなかったことができるようになり、自分が前に進んでいる感覚を持てば過去の自分に勝っている感覚を持つことができます。

これがモチベーションや自信を継続的に作り出してくれます。


お勧めとしては限りなく小さな勝利を積み重ねるようにしてください。

小さな勝利と言われても、仕事でも勉強でもすぐに結果や成果を得ることができることはそうはありません。

ですから、1日単位や午前と午後の半日単位、あるいは、朝昼晩など、できるだけ細かく区切ったところで自分が立てた目標に対して勝利することができたという感覚を持てるようにしてください。


この小さな勝利というのはスポーツ心理学でも昔からよく使われてきた定番のテクニックです。

スポーツの世界では、オリンピックをめざそうとすると4年先を考えるようになります。そうなるとそれまでのモチベーションを保つのはとても難しいことです。

ですから、スポーツ選手は1週間単位などで区切った上でそれぞれ具体的な目標を設定して、その週はそれだけに特化して練習するということをしています。

それを積み上げていった結果として大きな成果を手に入れるそうです。

今週取り組んで集中することを決めて、その変化をひたすら記録していくということがよくスポーツ心理学として使われている方法でもあります。


皆さんも、1日25分から20分ぐらいでもいいので、これだけは自分にとって一番大事だと思えるようなことに取り組むようにしてください。

ひとつだけ決めて、それだけは毎日必ずやるようにしてください。

そして、それはどんな小さなことでも構いませんので、自分が前に進んでいるという感覚を持っためにスマホのカレンダーやノートにそれを記録するようにしてください。


DaiGo師匠の場合も、どんなに2日酔いで辛くても、体調が悪くて熱熱がある時でもこれだけは最低するということを決めて必ずそれを続けています。


テレサ・アマビール博士の統計を見てみると、そんなことをしても変わらないだろうと思う些細なことのうち、なんと28%は後々の大きなモチベーションを左右していたということが確認されています。


ですから、スクワット10回だけするとか4分間だけ運動するとかでもいいですし、体重が100 G 減ったというだけであっても構いません。それが次につながっていきます。

どんなに小さな事でも構わないので続けることがモチベーションになるということを覚えておいてください。

そして、このモチベーションというものは、自分が行動すれば何かしらの成果が出るはずだという確信であり自信です。


自信をつけるためには、小さな勝利を重ねていくということが一番いい方法なのではないでしょうか。


自信を持つことができれば創造性も高まる!

自信が高まるとクリエイティブな発想も生まれやすくなります。

人は自分に自信があればアイデアもどんどん発言することができますが、自分のアイデアに自信がなければ、そもそもアイデアさえも出てこなくなってしまいます。


小さな勝利を積み重ねることによる充実感と、それに付随して生まれる自信というものがアイデアやクリエイティビティにもつながるということです。

色々なアイデアも出てくるようになることで、ビジネスアイデアも次々と生まれ幸福感も高まります。


自信を持つことが出来れば問題解決能力も高まる!

アイデアをたくさん出すことができるということは、自分が抱える問題を解決する能力も高まるという事でもあります。

人が人生で抱える問題というものはその人の人生にしかない問題です。

そんな問題を自分の力で解決するためのアイデアは自分で作らないといけません。


実際に創造性が低い人やクリエイティビティが下がっている人は、様々な問題を抱えてそれを解決できない状態が続いてしまいます。

ですから、スランプに陥っていたり、この先どうすればいいのか分からないというような問題に対しては、創造性を高めることで大部分を解決することができるようになります。

小さな勝利を積み重ねていくことにより自信を持つことで、 人生の様々な問題に対しての解決能力も高まるということです。


適切な自信を持つための目標設定

単純に自信を持てというアドバイスは危険な場合が少なくありません。


目標設定と自信について調べてくれたシアトルパシフィック大学の研究があります。

この研究では、不安症やうつ傾向が確認された47人の男女を対象に、全員を2つのグループに分けて実験を行っています。

・自分が変えたいことをイメージするセルフイメージゴールを目標に頑張ってグループ
・他人への貢献をイメージするコンパッションゴールを目標に頑張ったグループ

自分の変えたい性格を目標にしたり弱点を変えようとするのがセルフイメージゴールで、自分が手に入れるものだけを考えるものです。

コンパッションゴールは、人の役に立とうとか自分の利己的な行動を抑えて皆に協力しようとしたり、他人の人生に対して良い影響を与えられるようにするものです。


不安症やうつ傾向のある人たちに、この2つのグループに分けて目標を設定してもらい6週間を過ごしてもらっています。


その結果、セルフイメージゴールを設定して頑張った人たちは、人間関係にトラブルを起こす確率が高くなっていて、うつや不安症の症状も悪化していたということです。

これは自分を変えようとする目標を立てて頑張れば頑張るほど不安やうつは悪化してしまうということです。

間違っていたのは頑張ったことではなく目標の立て方でした。


一方、コンパッションゴールを目標に頑張ったグループは、他己目標を立てたことによって不安やうつの症状が改善して人間関係のトラブルも起こしづらくなっていました

人はやはり協力し合うために生まれてきた生き物なのかと思います。


他人のために何かをすること、しようとすることはその目標を立てるだけでも効果があります。

他人のために行動しようと思うだけで高血圧が改善したり、メンタルだけでなく肉体的にも良い影響が大きいということも分かっています。


ちなみに、この研究では参加者たちの家族や友人、配偶者や周りの関係者たちにも本人の変化に対する評価をしてもらっています。

その結果もやはり同じで、コンパッションゴールを立てた人たちは周りの人間から見てもメンタルは安定していて周囲との人間関係も実際に良くなっていたということです。

他人のための目標を設定した方が主観的にも客観的にも良い効果が現れます。


本当に自信を付けたいと思うのであれば、目標は自分に向けるのではなく他人に向けるようにしてください。

自分が頑張ることで他人に良い影響を与えようと考えることで、自分のメンタルは改善するし周りの人との関係も良くなっていきます


このように考えると、DaiGo師匠の次々と新しいことに挑戦したり、誰かに何を言われても全く動じないメンタルを保つことができているのは、師匠が紹介している知識を学んだ皆さんが、それにより実際に人生を変えたり前に進んでいるという声があるからなのかもしれません。

あなたは自信を持って前に進み続けるために何を始めますか?

是非ニコニコのコメント欄で教えてください。

皆さんが学んだ知識の実践や成果報告もお待ちしています。


ここから先はさらに皆さんが自信を持ち未来に向かって強く突き進むために、まずは自分自身の強みを理解してもらった上で、自信をつけるために捨てるべきものについて解説していきたいと思います。

知りたい方は続きをどうぞ。



 

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