あなたは最近人間関係でイラッときた相手はいますか?
それは、いつどんな人に対してでしたか?
今回は、上から目線で接してくる人にどのように対処したらいいのかという相談をもとに、そんな面倒な人への接し方から厄介なカバートアグレッションの対策までまとめてみたいと思います。
Q. 「上から目線で接してくる人の心理を教えてください。また、そのような人との話し方や言葉の返し方を教えてください。」
この相談に対して、DaiGo師匠の回答は以下のような内容でした。
これは上から目線で接してくる人が同じ世代の人なのか、それとも、年上の人なのかによって結構変わってきます。
年上の人が上から目線で接してくるというのであれば、それは上手に使うようにしてください。
「迎合力」のシリーズの動画で紹介しているテクニックを使っていただければいいと思いますし、年上の人を上手にコントロールするテクニックはいくらでもあります。
上から目線の年上の人が上手に使うということを考えて、上から目線にさせておけばいいと思います。
Dラボ▶ 「人を操る迎合力」
おすすめの曲を紹介しておきます。
歌詞がとても面白くて、上から目線で接してくる人を上手にコントロールしようとする時にはとても使える曲です。
テレビによく出ていたころには上から目線で接してくる人が多かったので、上から目線の人にイラっときた時にはこの曲を聴いて乗り越えていました。
まずは、DaiGo師匠もおすすめしていた迎合力にまつわる内容になりますが、特に年上の人には使えるであろう相手の心を掴むための無難な雑談テーマについて解説しておきます。
心理学的に最強の雑談テーマ
雑談の基本:相手の知っている話題
雑談で相手と盛り上がるかどうかというのは、その相手が話題になっている内容にどれだけ詳しいかということで決まります。
相手がよく知っている話題であればあるほど、相手の心に刺さり親しくなることができます。
とはいえ、これが相手が年上の人となると、相手のよく知っている話題自体がよく分からないということもあると思います。
そんな時に使うことができる簡単な方法は、相手におすすめの本を尋ねてみるという方法です。
相手のおすすめの本や人生を変えてくれた本はどんな本なのかということを質問して、できれば、その本を実際に自分でも読んでみるというのが最も簡単で効果的な方法です。
人間というものは本や作品に結構大きな影響を受けているものですから、記憶に残っているような本や映画作品によって自分自身の人格や考え方が形成されているということが結構あります。
特に相手が仕事上の関係であれば、「仕事をする上で最も大きな影響を与えてくれた本は何ですか?」と質問してみてください。
そんな本がわかれば、その人は仕事上の物事の考え方についてその本の内容をベースにしている可能性が高いですし、さらに、その相手は本をすすめた以上、その本に書いてある内容や考え方に沿った行動をした場合には肯定せざるを得なくなります。
もちろん、その本に書いてあることに自分としては同意できなかったりすることもあると思いますが、その本を使うことで相手の思想を理解することができます。
相手の考え方や思想を理解するとそれだけでもコミュニケーションはとても楽になるものです。
例えば、昔ながらの考え方で、営業とは足で稼ぐものだと未だに根性論のようなものを言う上司もいるかもしれませんが、そのような人が愛読している本の内容を読んで、それを身につける必要はありません。
その考え方自体を理解していれば当然ですが話も合いますし気に入られるということも多くなります。
人は誰でも自分が若い時に影響を受けて、そのおかげで人生が変わったとか価値があると感じているものを他の人にも認めてほしいという欲求が必ずあります。
ですから、おすすめの本を尋ねて実際に買うだけでもかなりかわいがってくれるでしょうし、サクッとその本を読んで大枠の考え方だけでも理解しておき、相手と会話をする時に、そういえばあの時教えてもらった本のこの部分が先日仕事をする上でとても役に立ったとような話をすると、かなり喜んでくれるでしょうし心をつかんで、それから目をかけてくれるようになると思います。
上司や目上の人はうまく気分を良くさせて、自分が働きやすい環境を作るようにしてください。
このような迎合力の様々なテクニックは面倒なママ友との間でも使うことができるでしょうし、気になる方は今一度動画を見直してみるのもいいと思います。
雑談の最強テーマ:アドバイス
基本的に相手からアドバイスをもらうようにしてもらえると、その人は皆さんの味方になります。
人間にはアドバイスを与えた相手のことを好きになってしまう性質がありますので、相手と仲良くなりたいとか親しくなりたい、自分や自分の話すことに対してポジティブなイメージを持ってもらいたいと思うのであれば、相手からたくさんアドバイスをもらうようにしてください。
逆に、皆さんが相手にアドバイスを与えると、皆さん自身のやる気が上がります。
つまり、アドバイスというものは、アドバイスをもらったら、そのアドバイスをしてくれた相手は皆さんのことを好きになってくれて、自分がアドバイスを与えた時には自分自身のやる気がアップします。
アドバイスをもらう:相手が味方になってくれる
アドバイスを与える:自分のモチベーションがアップ
アドバイスシーティングに関しては、セールスマンの人たちを対象にしたブリガムヤング大学の研究を見てみると、自分の商品がどのようなオプションがあったりどんな内容であれば買ってもらえるのかということをお客様にアドバイスをもらうようにすると、それをしない場合には成約率がわずか8%だったのに、なんとお客様にアドバイスを求めるだけで成約率が42%まで高くなったということが分かっています。
つまり、物を売り込む時にもお客様にアドバイスを求めるということをするだけで、成約率はなんと5倍にもなるということです。
アドバイスを上手に使って人との関係を築いたり、自分のモチベーションをコントロールしていただけたらと思います。
より良い人間関係のためのおすすめ本
よりよい人間関係を築くために役に立つであろうお薦めの本を2冊紹介しておきます。
こちらは人間関係における誤解というものがどこから生まれて、それをどのようにしてあげればいいのかということを教えてくれる本です。
人間関係で誤解されやすいとか損をしやすいという人はぜひこちらを読んでみると良いと思います。
一度相手に悪い印象を与えてしまった時や、もう一度復縁するためにはどうすればいいのかということも解説されていますので、人間関係を考えるにあたっては広く役立つ内容だと思います。
『人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学』
相手と親しくなるためには上手にアドバイスをもらうことが大切だと紹介しましたが、これは自分が助けた相手を好きになる性質を人間が持っているからです。
ということは、人に上手に頼み事をして聞いてもらうということをするのも、相手と仲良くなるためにはとてもいい方法です。
周りから助けてもらう人の方が周りから愛されるようになります。
とはいえ、嫌な頼み方をしてくる人や頼まれた時に嫌な顔をする人も少なくありません。
このようなことを防ぐことができれば、頼み事をすればするほど良い人間関係を作っていくことができるようになります。
そのためにどのようなことに気をつけて何をすればいいのかということをこの本は教えてくれます。
こちらも是非チェックしてみてください。
カバートアグレッション対策
上から目線で接してくるぐらいであれば、それが年上の人であれ同年代の人であれ、迎合力のような人の心をつかむテクニックを上手に使って、自分にとって接しやすい人間関係に変えていくことはできます。
ところが、いい人のふりをして攻撃してくるカバートアグレッションになると話が違ってきます。
このような人は周りから見るとちょっといい人に見えたり、一見常識的な人に見えたりするものです。
ところが自分の気に食わない人や自分にとって都合が悪い相手に対しては、それが周りには分からないように上手に攻撃してくるということをします。
ダイレクトに攻撃してくる人であればまだ対処は簡単です。
そのような人であれば大抵の場合敵も多く作っているので、それほど問題にはなりませんが、いい人のように見せかけているカバートアグレッションの特性を持っている人は、権力者や上の人に取り入るのも上手なので、下手に敵に回してしまうとかなり面倒なことになってしまいます。
基本的に、カバートアグレッションの特性を持っている人とはできるだけ付き合わないようにしてもらいたいですが、彼らの生命力はとてつもないものですから、完全に敵に回してしまうと危険です。
相手からしたら皆さんには利用価値があり手のひらの上でうまく動いていると感じさせながら、いかにその錯覚をさせた状態で実際は皆さんがコントロールしている状態にするのかということがポイントになります。
カバートアグレッションに関してはそれがどんな人なのか分かっていなければ対処はできません。
ですから、皆さんの周りにそんな危険な人がいるということに気づくためにも理解しておいてもらいたい内容です。
まず、わかりやすいカバートアグレッションの特性を2つ紹介しておきます。
カバートアグレッションの特性
その1 :無知を装い暴露する
自分の無知を装って他人の恥ずかしいことや失敗を暴露するというような人が結構いると思います。
「えっ、私知らなかったです」「これ言ってはいけなかった?」というやつです。
責めることもできないけれど、うっかり知られてしまったとか、うっかりわかる方向に話を持っていったりする人たちです。
その2 :被害者を装い罪悪感を誘う
被害者を装って相手の罪悪感を誘うということもあります。
そもそも頼んでもいないのに「いいのいいの、気にしないで、私が断っておくから」というようなことを言ってくる人がいます。
善意のふりで余計なお世話をしておいて罪悪感やストレスだけを与えていく人たちです。
悲劇のヒロインになろうとする人たちです。
少し長い内容になりますので、カバートアグレッションについてマインドマップで纏めておきます。
復習として実践としてご活用ください。
ここから先のカバートアグレッションの特性と具体的な対処法について知りたい方は続きをどうぞ。
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(ID:23680810)
Q. 「上から目線で接してくる人の心理を教えてください。また、そのような人との話し方や言葉の返し方を教えてください。」
A. DaiGoさんが仰っているように、その相手が年上なのか、同い年くらいなのかによって対応は異なると思います( ¨̮ )
DaiGoさんが「年上」の場合の対策を仰ってくれていますので(迎合)、僕からは「同い年くらい」だった場合の対策について答えてみたいと思います☆
「上から目線が同い年くらい」だった場合、【マニュピレーター】を疑ってみるとよいと思います。
マニュピレーターの対策については、「脅して操るマニュピレーター上司を撃退するには」(2019/5/12)の放送を参考にされるとよいと思います(^^)
僕は基本的に、
マニュピレーター対策は【「仕事関係ではない共通する話題」を雑談する】という方針にしています。
仕事が話題では、マウンティングされる可能性があるので、他の共通する話題で相手を気分良くさせておく。
そうすると、仕事上でも、案外、マウンティングされにくくなりますね(^^)/
◎あなたは最近イラッときた人間関係はありますか?それはどんな相手ですか?
学校は、正直「どうしても子どもをコントロールしなければならない」という環境的な側面が存在しています。
そういった環境に長年居続けると「人を『圧』でコントロールする癖」がついてしまうようになります。
僕は、マニュピレータータイプは「叱責・体罰」を起こしやすいタイプと言える、と考えています。
また、これは「職員室」においても同じことが言えて、「教員いじめ」などの問題もマニュピレーターやカバードアグレッションによるものを実際にあるのでは?と考えています。
こういった「負の連鎖」から、多くの方が早く抜け出せるように、僕も発信をがんばっていきたいですね!
ボケット(@小学校の先生)