自分のやりたいことを見つけてモチベーションが上がっても、ビジネススキルだけでなく、ビジネスの内容を自分の頭で考えることができないと解決策は見えないものです。
ですから、創造性やクリエイティビティがとても大事だといつも言っています。
この新しいことを思いつくようになるためにはどうすればいいのでしょうか。
そもそもクリエイティビティとは
科学でも創造性に関する定義は結構曖昧です。
よくある創造性のテストとしてはTTCT(Torrance Tests of Creative Thinking)や、特定のものの普通とは違う使い方をたくさん思いつくテストや、問題解決のための能力を測るもの、謎解きのように共通点を導き出すものなど、様々な方法によりクリエイティビティを測る方法はありますが、実際の能力をどれくらい反映しているのかは、いまひとつはっきりしません。
いいアイデアを思いつくための必要な条件
良いアイデアを思いつくためには創造性が必要ですが、その創造性とはどのような能力なのか良いことを調べてくれたケント大学のメタ分析があります。
この研究では良いアイデアを思いつくための必要な条件を調べてくれています。
僕もこの研究をもとに実際にアイデアを考えるようにしています。なかなかいいアイデアを思いつくことができないという時には、この中の何かが足りないのではないか、あるいは、うまく使いこなせていないのではないか、と考えて意識したりトレーニングしています。
この研究の興味深いところは、そもそもいいアイデアを思いつくためにはどうすればいいのかということをいろいろなテストを使って測ったというものではなく、いいアイデアを思いつくために必要な条件をテキストマイニング(文字列を使ったデータ解析)で調べている点です。
僕たちがクリエイティブだと感じる時とはどのような時なのかということを調べて、その要素を鍛えることで、いいアイデアは生み出されるのではないかと考えたものです。
1950年から2009年までの間に出された創造性に関する数千の記事をピックアップし、テキストマイニングを行い、さらに数百本のクリエイティビティに関する科学論文もピックアップし、クリエイティブな人を測るために使われた表現や科学者の定義を抽出し分析を行っています。
科学的な研究だけを調べたものではなく、一般的な記事などもピックアップしコンピューターで分析したというとても興味深い研究です。
14のチェックリスト
他の人が思いつかないようなアイデアを思いついたり、画期的なビジネスアイデアや人生において自分にしかできないようなことを作り出すために必要な要素を14個にまとめてくれています。
具体的に僕がニコ生で1位になるために、アイデアや発想力をどのように使い問題解決を図ってきたかということを紹介しながら解説していきます。
クリエイティブに考えたほうが解決能力は高くなります。
ピアノを弾いてもらう実験でも、 ピアノをクリエイティブに弾くように心がけてくださいとお願いした方が、うまく弾くように心がけてくださいとお願いするよりも、より滑らかに弾くことができて良い演奏になったという実験結果もあります。
ですから、ちゃんとしようと考えるよりも、いかに面白くクリエイティブにするかと考えた方が、目標の達成率は上がります。
大切なのは遊び心です。
僕が実際に行なったニコ生で1位になるという目標を面白くクリエイティブに達成するにはどうすればいいのかということを例として解説していきますので、皆さんは自分の目標に照らし合わせて考えてみてください。
ここから先の具体的な解説をご覧になりたい方は続きをどうぞ。
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