起業したり独立したいという人も多いと思いますが、まず、起業と独立とは違います。
大きな企業やサービスを作って、起業家として成功したい人と、自分が自由になれるぐらいのほどほどのお金で暮らすことができればいいと考え独立したいという人とでは、モチベーションが違います。
起業して成功したいと思う人は、やはり独特のメンタリティを持っているように感じます。起業家独特のメンタリティを持っている人が成功するので、それを持ち合わせているのであれば挑戦すべきだと思いますし、そうでないならば、本業をしながら副業を始めて、その副業が安定してきたと感じたらそちらに乗り換えるというのもいいでしょうし、もしくは、本業もしながらそのまま副業も続けるということをした方が、おそらく幸せになれると思います。
起業すると自分のすべてをコントロールできるように考えると思いますが、意外と自分でコントロールできるものが少なくなったり、それ相応のリスクを抱えるようにはなりますので、それに向いている人と向いていない人がいるわけです。
まずは、その起業に向いている人と向いていない人を見抜くためのたった一つの質問を紹介して、それから、どのようなメンタリティを持っている人が起業家に向いていて成功できるのかということを7つのポイントで紹介します。
2015年にサイエンス誌の編集部が、起業家はどのようなメンタリティを持っているのかという調査を行い、過去の文献のレビューから起業家として成功する人特有のメンタリティが7つあるということが分かっています。
この7つに当てはまるのであれば、起業家として向いているでしょうし、これから起業したいという人がどのようなメンタリティを押さえておけば、より成功の確率を高めることができるのかということが分かると思います。
将来、独立や起業を考えている人にとっては必見の内容です。
起業に向いている人を見抜くためのたったひとつの質問
「あなたは仕事を通じて(起業・独立することで)何を求めていますか?」
自由が欲しい、お金が欲しい、モテたい・・・
色々なメンタリティがあると思います。
2012年に27000人以上の起業家にインタビューをするという大規模な調査が行われていて、インタビューを行った上で、生産性の高い起業家と生産性の低い起業家に分類し、モチベーションが高く生産性が高い起業家に特有のメンタリティが分かっています。
特に、起業をする時において、何をモチベーションにしているかということにおいて、大きく2つの特徴がありました。両方持っている場合もありましたが、この2つの内のどちらかを皆さんが目標として考えている場合には、起業するための素養があるかもしれません。
生産性の高い企業家に特有のモチベーション
1位:自治性(自己コントロール感)
自分で自分の未来を選択したい、自分で自分のなすべき仕事を決めたい、という仕事における自由を求めた人たちは、モチベーションが最も高かったということです。
他の人に左右されるのではなく、自分の力で自分の未来を切り開き、自分の人生は自分でコントロールしたいという欲求が重要だったわけです。
2位:権力と影響力
他人に対して影響を及ぼしたいとか、世の中に対して影響やインパクトを与える立場になりたいというのが2つ目のモチベーションでした。
ですから、皆さんが起業家に向いているかどうかを考えるのであれば、自分が起業したり独立した時に一番最初に何を手に入れているだろうということを考え、自分の人生を自分でコントロールして自分のしたいことをできている人生、または、他人に影響を与え、世の中を変えたりする人生を思い描き、それが自分自身のモチベーションになっているというのであれば、起業して成功する可能性はあります。
そうではなく、ただ単にお金が欲しいとか、モテたいとか、楽になりそうな気がする・・・、というようなことであれば、モチベーションとしては、起業には向いていません。実際に起業すると、厳しいことも山積みですから、それを乗り越えるモチベーションとしては足りないということです。
もちろん、これだけで起業に成功するかどうかは決まりません。
成功する起業家に特有の特徴が、今紹介したモチベーションを含めて全部で7つあります。ここから先は残りの6つを含めて紹介しつつ解説していきます。
ご覧になりたい方は続きをどうぞ。
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