今日の日本社会での醜さと危険は、政界、官界、法曹界のいずれもが、それぞれの組織の上部、主流とみなされる人になればなるほど、本来のあるべき思考をから逸脱し、安倍政権に迎合する考えをしていることである。
一つの代表が、横畠内閣法制局長官である。
過去何十年にわたり、内閣法制局は自衛隊を海外で闘わせることになる集団的自衛権は違憲であるとの立場をとってきた。
内閣法制局長官は歴代、内閣法制局内で勤務した者から任命する不文律があった。安倍首相がこれを変え、集団的自衛権を認める小松元駐仏大使を任命するや、内閣法制局内が一気に変化し、小松氏の健康上の辞任後、任命された横畠氏は一気に集団的自衛権容認論を展開した。そして、「横畠内閣法制局長官は参院予算委員会で、核兵器使用について「国内法上、国際法上の制約がある」としたうえで、「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されている
コメント
コメントを書く(ID:19005377)
原発が経済的損失莫大なる事業であるばかりでなく事あらば日本が汚染で再起不能になるリスクを多分に含む事業であるにも拘わらず再稼働に執着するのは日本の支配層が核兵器保有の潜在的権利をリザーブしておきたいからだと私は思っています。それ以外に理由がみつかりません。それは狂気です。
だから、このように裁判所人事をいじくる暴挙を平気で遂行するのです。安倍政権の閣僚たちの頭の中は中国と北朝鮮を相手に戦争したい気持ちでいっぱいなんでしょう。どう考えてもノーマルではない。
ではどうする。今やテレビも新聞も腐ってしまったからには、SNSしかない。不審死した隣国のリベラル廬武鉉がSNSで大統領になった故事に学んで安倍政権打倒を実現させようではありませんか。慨嘆ばかりしている場合ではありません。
(ID:30578355)
近年、裁判官の多くが上の意向ばかり気にする「ヒラメ裁判官」になってしまっているのは、まことに嘆かわしいことだ。
問題の大元はやはり、最高裁の判事が内閣によって任命される、その仕組みにある。任命の妥当性を厳しくチェックするシステムが必要だ。アメリカ並みに国会の同意人事にする方法が考えられるが、ただアメリカと異なり議院内閣制をとる日本では、国会といえども内閣の意のままされてしまうという難点がある。これという絶対的な妙手は見つからないが、せめて最高裁判事の選任過程を透明化し、徹底して国民の目が行き届くようにすることが必要不可欠だ。そして、メディアも国民にもっとその方面への関心を持たせるよう、日ごろから関連情報の収集と開示に努めなければならない。
(ID:18471112)
> 組織の上部、主流とみなされる人になればなるほど、本来のあるべき思考から逸脱し、安倍政権に迎合する考えをしていることである。
例の「日本は上に行けば行くほどバカがで出てくる」と重なる話と思います。
日本は今だに「ムラ」社会であり、上にいる「バカ」はイエスマンしか引き上げず、直下を同じ「バカ」で固めるため、トップの「バカ」が消えてもこの連鎖は途絶えず、組織は一向に良くならないと思います。
では民主党政権の時(まともな方針に対して)、その下は何故イエスマンでなかったのか。
彼等は政権よりも第一に「日本を動かしてきた米国の勢力=ジャパン・ハンドラー」のイエスマンだからでしょう。ウィキリークスでもバレバレだった通りです。
ですから あの時 民主党政権は それこそ今のアベの如く下のダメな連中をバッサリやって、まともな人材に総入れ替えすればよかった。しかし、それはジャパン・ハンドラーの日本支配に対する、ある意味 革命的行為となりますから、天木直人氏の指摘通り権力行使に怖気づいてしまった。それとも民主のジャパン・ハンドラー配下人脈が強固過ぎたのか?-私は前者だと思いますが、結局ロクな政治もできず民主政権失墜。それで何の反省の弁もないのですから、仮にまた政権の座についても同じことを繰り返すだけでしょう。
「本来のあるべき思考」と「安倍政権に迎合する考え」を秤にかけた時、凡人はもう本能的に後者を取ろうとするでしょうが、国の中枢にいる人たちがそれでは堪ったものではありません。
そういうポジションには あくまで前者を取る意識の方が勝っている人物が就いてくれないと困ります。それが無理なら、目先の損得を考えても、後者を取ったら同じくらい損するシステムを考えて制度化するしかない気がします。
> 今日の日本社会での醜さと危険は、
昔も今も同じ「イエスマン」社会の日本ながら、昔はまだ米国も余裕があって 日本での「本来のあるべき思考」にハンドラーもそれほど強硬に出てこなかったのでは?と推察しますが、結局、人も国もイエスマンでない自主独立の姿勢こそ-という価値感を全く育んでこなかったツケがいよいよ回ってきたのでしょう。