郷原信郎氏の指摘「動かない検察は政権の意向忖度」は全くその通りだと私も思います。 既に故人となった元特捜検事田中森一はその著作「反転」に次の文章を載せて居ます。 「検察庁は同じ司法界の組織であっても行政機関から独立している裁判所とはそもそも性格が違う。検察は法務省の一機関であって日本の行政機関の一翼を担っている。だから事実関係と証拠関係だけで判断できる裁判所と違って検察は行政組織として国策のことも考えなければならない。しぜん、時の権力者と同じような発想をする。-----当時の検察上層部は本庁の法務省の官僚を長年務めた者が大半。権力者の発想になるのは当然だとも言える。その時の国の体制を護持し安定させることを専一に考える」 上記は20年前の状況を言っていますが、今はもっとひどくなっていると思うのです。 CIAを研究している米国やカナダの学者たちにはCIAの戦後日本に於ける最初の仕事は東京特捜部の構築、岸信介、笹川良一、児玉誉志男への資金提供だったことは常識的事実であって、東京特捜部はCIAの日本に於けるコルレス関係が今も厳然としてあり、韓国のKCIAと同じような機能とキャパシテイを保有しているに違いないと思ってもさほど見当違いとは考えにくいのです。 そう考えれば郷原氏の忖度という表現は上品すぎると感じざるを得ません。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
郷原信郎氏の指摘「動かない検察は政権の意向忖度」は全くその通りだと私も思います。
既に故人となった元特捜検事田中森一はその著作「反転」に次の文章を載せて居ます。
「検察庁は同じ司法界の組織であっても行政機関から独立している裁判所とはそもそも性格が違う。検察は法務省の一機関であって日本の行政機関の一翼を担っている。だから事実関係と証拠関係だけで判断できる裁判所と違って検察は行政組織として国策のことも考えなければならない。しぜん、時の権力者と同じような発想をする。-----当時の検察上層部は本庁の法務省の官僚を長年務めた者が大半。権力者の発想になるのは当然だとも言える。その時の国の体制を護持し安定させることを専一に考える」
上記は20年前の状況を言っていますが、今はもっとひどくなっていると思うのです。
CIAを研究している米国やカナダの学者たちにはCIAの戦後日本に於ける最初の仕事は東京特捜部の構築、岸信介、笹川良一、児玉誉志男への資金提供だったことは常識的事実であって、東京特捜部はCIAの日本に於けるコルレス関係が今も厳然としてあり、韓国のKCIAと同じような機能とキャパシテイを保有しているに違いないと思ってもさほど見当違いとは考えにくいのです。
そう考えれば郷原氏の忖度という表現は上品すぎると感じざるを得ません。