フレデイ タン のコメント

植草一秀氏の書評はとても素晴らしいです。

西側の国際社会、とりわけ先進諸国の権力とメデイアが「嘘でも大衆の大半が信ずることで真実になる」と主唱するPRコンサルタントのエドワード・バーニー氏を教祖にして大衆洗脳に乗り出して久しいのですが、9.11以降、そのうねりは決定的に強くなっています。そのうねりは日本にも押し寄せその被害の実例として朝日新聞とNHKの陥落を私たちは目にしています。安倍政権と日本の大メデイアはうねりにほだされて出来上がった結果だと私は思っています。

このように確信犯が跋扈する情勢で「真実」を通すのは本当に大変ですが、世界的には少しずつ変化が見え始めました。西欧諸国、カナダ、合衆国でかなりの数の学者とジャーナリストが立ち上がっています。彼らは米国、イスラエル、英国、サウジアラビア、トルコの秘密機関が犯す偽旗作戦に異議を唱え始めました。トルコではジャーナリストが立ち上がり騒乱が起こっています。

乱暴な言動で評判の悪いトランプ氏が意外に国民の支援を受けて居るその背景にそういう欺瞞の支配層にトランプ氏が一線を画していることへの同情もあると私は睨んでいるのです。支配層、その従者たちは「真実を叫ぶ者」に「陰謀論者」というレッテルを貼って異端視し孤立させることに狂奔します。これまでは脅迫と恫喝と金で支配層は嘘を真実にすることに成功してきましたが、学者やジャーナリストの研究、考察が進むにつれ、今後、そういうでたらめは通用しなくなって行くでしょう。

孫崎先生の中東を舞台にした小説外務省Ⅱが「真実を述べる小説」として日本の腐った権力と学会とメデイアに警鐘を鳴らすことになるのを期待しています。

No.2 106ヶ月前

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