フレデイ タン のコメント

米国の確たる支配層はイスラエルロビーであり、軍産複合体であり、ウオール街であり、CIAでもあり、ネオコン・シオニズムというカルト集団でもありますが、このことはカナダの元外交官だったピーター・デイル・スコットの最近の著作「THE AMERICAN DEEP STATE」にも詳述されています。

この言わば盤石な米独裁体制は、私の目には、「強欲」が推進力になっているように見えます。中国共産党と人民解放軍の独裁体制が目指す「人民の利益確保」と比較してどちらが人道主義に照らして優位にあるかは論じるまでもありません。

「強欲」に従う米支配層が描く国際政治にマッチする大統領候補はヒラリーです。しかし、FBIが乗り出して、ヒラリーの弱点を突くのであれば、FBIは「強欲」に反旗を翻していると言えそうです。

一方、トランプがメキシコ人と回教徒を締め出す政策を取るのであれば、彼は「国家主義」を標榜することを意味し、支配層の「強欲」による世界支配というスローガンに背反することになります。

米国の支配層とヒラリー或いはトランプのミスマッチ、或いは混乱というべきか、ともかく、そんな状況はサンダースが勝つサプライズを起こしそうです。米大統領選は俄然面白くなってきました。

No.1 108ヶ月前

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