「助言-若い世代へ②“太郎を呼べば太郎が来る。花子は来ない”時実新子」
時実新子は1929年1月から 2007年まで生存した川柳作家である。俳句は自然を詠み、優雅な雰囲気を出すが、川柳は人々の動きを切り捨てる、川柳には賛否両論が付きまとう。
時実新子は男女関係をよくテーマにした。彼女の代表作が『有夫恋』。「夫ある女の恋」というのだからすごい。本の帯が「妻をころして ゆらりゆらりと 訪ね来よ」だった。「今があるのみいちどきに花降れよ」とか「ふたたびの男女となりぬ春の泥」「血の中に今百匹のキリギリス」とか、作品は激しい。
PHP社が2014年『心を豊かにする100の言葉』を出版したが、その中に時実新子の言葉も入っている。
「祖母からの口移しなので、出典は明らかでありません。祖母が言うには“呼べば呼んだ人が来るじゃろう?太郎サーンに花子はこないわな。じゃからいい事を呼びんさいや」
私達は漠
コメント
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私たち高齢者にとっては、書物の面で、世の中がそれほど親切でなかったが、世話焼きの人が多くいて、怒られることによって、ヒントを得ながら、人生のいろいろな場面で、自分で考え自分で切り開いてきたような気がします。今の若い人は、人でなく書物で、さまざまな助言を手にすることができるが、本人にその意思があるかどうかは、我々の時代と変わることがない。
私の若い時代は、他人でなく自我との戦いでした。今も闘っています。人に会う時、さまざまな人に分類し、いつとはなしに、対応策を胸に秘めながら、人と会う習慣が自然にできるようになっていたことを思い出す。孫崎さんは、若者に期待され、書物があふれかえっている時代に、「老婆親切」で話されており、今の若者は幸せだと思うと同時に、現在の家庭、学校の教育は、人間の生きる道をどのように教えているか、心配になってくる。ほとんど教えていないのでしょう。
(ID:18660314)
すごい・・・と思った。久しぶりでもある。孫崎先生は、上記の様な著書を出されている事、知らんでした。これは貴重な文面・・プリントしよっと・・!戦略思考・・こんな事日ごろ考えないでおります。余談をお許し下さい。1・25の甘利疑惑。ニコニコで見ました。文春の写真入りの記事。買ってはいません。只、文春でも、月刊誌と週刊誌では違いはないのだろうか?と・・。文春CIA/と過去習ったし、司馬氏は、文春おかかえ小説家とも・・。どーも、も一つ奥がありそうで、ひっかかてますね。それを考えている今、別の事柄が着々と進行しているのやも知れず・・。考え過ぎとも思えないんですね。「何があっても不思議ではない時代」に置かれている僕自身の感想でした・・・。
(ID:2197362)
普通に違和感を感じる人が多いのではないだろうか?ビジネスや研究計画ならまだしも、自分の人生を戦略的に考えると言うのはナンセンスだ。でも昭和はそんな時代だったような気もする。良い大学にはいって、良い就職をして、高収入で幸せマイホーム的な価値観がまかり通っていたような気がする。そういう意味では勝ち組ですべてを手に入れている人もいるのかもしれない。それを手放して心の自由を求めると言うのは、なかなか決断できない。
甘利の疑惑がCIAの謀略だと言うのは有力な仮説だけれど、そうだと決まったわけではない。ただその手の謀略はすべてフィクションだと考えるのは、それも現実を見ていないパンピーといえる。最近NHKの「映像の世紀」というシリーズを見ているが踏み込んでいると感じる。ナチスにウォール街が投資していた話やアフガンでアメリカが軍事訓練を受けさせるビンラディンの映像が映されていた。話としては知っていたがNHKが映像付きで放映するとやはりそうだったんだと思う。いつまでも真実が隠蔽され続けるとは考えない方がいい。時代は変わっていくんだと感じる。