p_f のコメント

>「イスラム国」への軍事攻撃は広い視点で見れば必ず失敗する。

米国をはじめ西側諸国は過去の失敗を全く反省しないかの如くです。ジャングルの何処に潜んでいるか分からないベトコン兵士を炙り出してやると枯葉剤を「絨毯散布」してどうなったか。アフガン戦争、イラク戦争もまた然り。フランス主導の空爆でリビアも奈落の底に落とされました。いずれもパリテロ攻撃の比ではないのに西側メディアはまともに報じない。なんでも、今やフランスはアフリカ中で凄まじいばかりの搾取を行っているといいます。チュニジアの独裁者だったベン・アリを民衆蜂起後も長らく支援していたのも、マリに侵攻したのもフランス。アフリカ人たちにとって破壊でしかないフランスの恐るべきアフリカ支配は今も続いているとのことです。アフリカ人をゴキブリ同然と見做す感覚だからこそでしょう。
「この一方的で不条理な攻撃の犠牲になった者たちの『復讐』として、ISは出現しました。14年5月ごろ、イラクのバグダッドに迫った彼らは、『俺たちは落とし前をつけに来た』と言ったと報道されました。ISの出現の背景には、新旧帝国主義者たちの不条理な中東支配に対する被支配者の強い怒りがあるのではないでしょうか...イラク戦争の時も、今のシリアも、そしてパレスチナはもちろんそうですが、犠牲者が受ける不条理は半端じゃないわけです。文字通り命を虫けらのように扱われているのです」(DAYS JAPAN 2016.1月号-天木直人氏インタビュー)
また、このインタビューで天木氏は、憲法9条は紛争を武力で解決することを絶対的に禁じている究極の理想であり、その実行不可能に近い思想主義的な憲法を懲罰的に押し付けられた日本は、今こそ それを逆手にとって世界に向けて正論を吐く時だと論じています。
昨夜の生放送で孫崎さんのお嬢さんが好きな格言として挙げられた「人は(酷い)現状を見て『何故だ?』と言うが、私は未だ実現しない理想を求め、『何故そうならない?』と言おう」にも重なると思います。

No.6 109ヶ月前

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