問題は宗教でなく差別だ」 この世の中には、さまざまな差別がある。様々な差別はあっても、皆が許容できる範囲であれば、社会に対する不満が充満する。不満が充満しても、社会が少しずつでも受け入れる方向にあれば、多くの人は許容しながら、己の復活の機会を辛抱強く待つことができる。問題は、許容する度量が社会になく、富める者と貧しい者の格差が天文学的になり、貧しいものを見捨てるようなことになれば、貧しくとも集団となって、社会を攻撃する方向に向いていくことが避けられない。 人間の生きることの基本であり、宗教の基本原理である「普遍的絶対性」に、西の指導者たちは、目を開くべきであり、孫崎さんのお話のように、「混乱紛争を武力で圧殺」しようとしても不可能であることに気付くべきでしょう。何代も差別の生活を強いられ、戦争に身をさらされ、いつ死ぬかわからない瀬戸際におかれた人間の生きるしぶとさは、いったん火が付くと止められない怖さを思い知らされることが、来ないとは言えない. 例えが悪いかもしれないが、人間のがん細胞が、貧者の集団と理解すれば、貧者たちをどのようにしていけばよいかわかることであり、一気に薬で攻撃すれば、がん細胞は他に転移していくのです。前立腺から膀胱に、膀胱から大腸に、大腸から肺に転移する恐ろしい病気の蔓延現象が起きることと同じです。
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孫崎享チャンネル
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問題は宗教でなく差別だ」
この世の中には、さまざまな差別がある。様々な差別はあっても、皆が許容できる範囲であれば、社会に対する不満が充満する。不満が充満しても、社会が少しずつでも受け入れる方向にあれば、多くの人は許容しながら、己の復活の機会を辛抱強く待つことができる。問題は、許容する度量が社会になく、富める者と貧しい者の格差が天文学的になり、貧しいものを見捨てるようなことになれば、貧しくとも集団となって、社会を攻撃する方向に向いていくことが避けられない。
人間の生きることの基本であり、宗教の基本原理である「普遍的絶対性」に、西の指導者たちは、目を開くべきであり、孫崎さんのお話のように、「混乱紛争を武力で圧殺」しようとしても不可能であることに気付くべきでしょう。何代も差別の生活を強いられ、戦争に身をさらされ、いつ死ぬかわからない瀬戸際におかれた人間の生きるしぶとさは、いったん火が付くと止められない怖さを思い知らされることが、来ないとは言えない.
例えが悪いかもしれないが、人間のがん細胞が、貧者の集団と理解すれば、貧者たちをどのようにしていけばよいかわかることであり、一気に薬で攻撃すれば、がん細胞は他に転移していくのです。前立腺から膀胱に、膀胱から大腸に、大腸から肺に転移する恐ろしい病気の蔓延現象が起きることと同じです。