フレデイ タン のコメント

米国社会に於ける銃の位置づけは孫崎先生ご指摘の「銃製造会社のロビングもあって銃規制は強化されないどころか逆の方向に動いている」ということで全てが言い尽くされています。それを固く支え進める背景として私は次の三つを考えて居ます。
1.米国の大衆は人種的に分断されていますから、規制なき銃が支配層に束になって歯向かってくるリスクは限りなく小さいのです。大英帝国が発明した支配手法の「DIVIDE AND RULE」は米国に於いて完成しています。
2.21世紀になって米国政府は「ISLAMOPHOBIA」という黴菌を西側のメデイアを使って国内のみならず世界中にまき散らしています。回教徒の恨の裏付けの無いテロもその恨に基づくかの如くメデイアに報道させることによって回教徒に対する大衆の不安感を増幅させています。
3.米合衆国は堕落の極致にあります。その証明の一つは、ジョン・ケネデイーとロバート・ケネデイーが暗殺されて、リベラルは暗殺されるという言わば不文律が成立しているということです。オバマ大統領の姿を見て居ると暗殺を恐れて居る臆病さが目につきます。戦中の日本の軍部と立憲政府の対立を想起させます。CIAはオバマやケリーの及ばぬところで軍事行動を進めているのです。彼らは世界中でテロリストを育てテロを行い、テロリストに隠れて武器を提供しているのです。ですから、米国内での自由な銃取引はCIAの行動の前提になくてはなりません。

上記のように思考をめぐらせば、米国の銃規制には悲観的にならざるを得ません。

No.2 102ヶ月前

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