A事実関係
1「来年の米大統領選の共和党候補者指名争いで支持率首位を独走している不動産王ドナルド・トランプ氏は7日、イスラム教徒の米国への入国を禁止すべきだとの声明を発表した。
カリフォルニア州での銃乱射テロ事件を受けた声明で、トランプ氏は「何が起こっているのか把握できるまで」イスラム教徒の米国への入国を「全面的かつ完全に」禁止するよう提案。「米国を、ジハード(聖戦)だけを信じて理性を失い、人命を尊重しないような人々による攻撃の犠牲にすることはできない」と主張した。」(8日毎日新聞)
2:CBS世論調査(12月9日―10日)
問「米国は一時的にイスラム教徒の入国を禁止すべきか」
禁止会うべき、 禁止すべきでない 判らない
全体: 36 % 58 % 6 %
共和党 54 % 38 %
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NHK【堀 文子】『こころの時代』を見るー日本が危険な瀬戸際に。何をするか、わかりませんよ。国家が野心を持つと。国家権力に反抗するには、相当な勇気と智慧
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国民は消費税アップで苦しむ。厳しい財政事情下、一層の消費税率の引き上げざるを得ない」と説く新聞(読売)。自分達は軽減税率の対象。権力持つ者は他より義務負う意識あるか。
コメント
{8}の項目までは想像してなかった。深い・・。孫崎先生の過去記事に、「こころの時代」があった。僕は、楽しみにしている番組です。13日早朝の「こころの時代」も良かった。無着先生{老師}のお話だった。印象に残った言葉がある。「このままでは、この国は滅びます」と。これは「教育問題」でした。池田内閣から、教室は荒れて来たらしい。それまでは、自分で考える授業が残されていたとの事。所得倍増計画によって、教育は変容。おちこぼれ、とか、いじめ・・。この時代からあったとの事。名著「やまびこ学校」は、今現在は、岩波が出版してました。戦後の、先生の品位もこの頃から落ちたのかもしれない。「教師も労働者・・。」と宣言したそうな・・。
米国のこうした動きは他の西側諸国でも目立ち始め とかく「右傾化」と括られますが、要は偏狭な人間が増えているのですから「未熟化」、「幼児化」と捉えた方がよいと思います。
先日ご紹介の堀文子氏のように旅に出て人間として成熟してくのとは対極の生き方、子供の頃、最高のもに全く触れられないまま大人になってしまった人間だらけになった社会の末路でしょう。
トランプ氏の発言に対し英国ではこんな反応が起こっています。
「トランプ氏を英国入国禁止に」署名に36万人超 英議会検討へ
来年の米大統領選に共和党から出馬している実業家ドナルド・トランプ氏について、英国入国禁止にするよう英議会に求めるオンライン請願に英国時間9日深夜の時点で36万人以上が署名したため、下院は審議するかどうか検討することになった。
トランプ氏が7日夜にイスラム教徒の米国入国禁止を呼びかけたことを受けて、英スコットランドの女性による請願が8日に英議会のオンライン請願サイトで受け付けが始まり、9日深夜までに36万人以上が署名した。10万人以上の署名が集まったら議会は、請願を審議するか検討しなくてはならない決まり。
発言を内外で広く非難されているトランプ氏は9日、決して2016年大統領選から撤退しないとあらためて強調した。
トランプ氏の発言に対する反応にはほかに次のようなものがある――。
◾スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相は、トランプ氏に与えていたスコットランド・ビジネス大使の肩書を剥奪。
◾スコットランド・アバディーンのロバート・ゴードン大学は、起業家・実業家としての功績を称えて2010年に授与したトランプ氏の名誉学位を撤回。
◾中東の小売大手「ライフスタイル」は、トランプ氏の家庭製品メーカー「トランプ・ホーム」による製品の販売を中止。
人権に対しての認識の深さの違いを感じます。
日本人はもっと人権と言うのもに向き合うべきだと思います。
(ID:18367902)
米国は、個人を重視するがゆえに、銃の保持を許容する。許容するがゆえに、差別、貧困が拡大し、銃による殺害が多くなっている。
問題の本質は、銃保持ではなく、差別、貧困であるが,個を大切にするがゆえに、社会主義的な共生に抵抗感が強い。米国の病は深いが,オバマ大統領の目指す共生社会の実現がなくては、米国の社会不安が拡大することがあっても、減少していくことはないのでしょう。
さらに、テロの脅威が日常的に社会を覆えば、米国民は、日常生活上安心できない事件が、日々起きてくるのであって、資本の論理の矛盾が解決するどころか、ますます増していくのでしょう。イスラム教徒の出入国を禁止すれば、さらに、憎しみが増すだけであり、米国にとってプラスにならない。
資本の論理も、共生の論理も、どちらかに偏りすぎれば、必ず反動が出てくるということでしょうか。平和の論理も、戦争の論理も、どちらかに傾きすぎれば、必ず矛盾弊害が出てくるということなのでしょうか。