そもそも、隣国と対話して、無駄な争いをせずにすませるようにし、できれば相互発展をめざすという孫崎流の考え方のどこが「机上の空論」か? 寧ろ、当たり前の話であり、人としてとるべき道だ。 ドイツとフランスが、これまでの苦い歴史に学んで、今のEUの体制をつくりあげて来たことについて、孫崎さんは繰返して書いてきたし、テレビでも説いている。それは現実に起きた出来事である。 この何処が「机上の空論」か? 孫崎さんは孫子の兵法が戦わずして勝つを基本的な理念とすることを説き、米国のシェリング教授が個々の勝ち負けよりも長期的に価値の実現を戦略の目標とすべきことを繰り返して説いている。 それは、実際の人生のうえで応用すべき考え方だ。 ずいぶんと啓蒙された。 実際ありがたいと思っている。 70年前にはこういうプロフェッショナルな議論を展開する良識的な論客がいなかった。このことは、歴史のなかで大きな差異を生むだろう。 孫崎さんは外務省で「ハト派」と呼ばれたという。まったく結構なことじゃないか。今の時勢でタカ派を装うのは、むしろ、臆病者だ。この情勢のなかで堂々と「ハト派」発言する人こそ益荒男だ。暴力をふるうのが臆病者なのであり、暴力を前にして平和を説く者がつねに真の勇気ある者だ。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:11773811)
そもそも、隣国と対話して、無駄な争いをせずにすませるようにし、できれば相互発展をめざすという孫崎流の考え方のどこが「机上の空論」か?
寧ろ、当たり前の話であり、人としてとるべき道だ。
ドイツとフランスが、これまでの苦い歴史に学んで、今のEUの体制をつくりあげて来たことについて、孫崎さんは繰返して書いてきたし、テレビでも説いている。それは現実に起きた出来事である。
この何処が「机上の空論」か?
孫崎さんは孫子の兵法が戦わずして勝つを基本的な理念とすることを説き、米国のシェリング教授が個々の勝ち負けよりも長期的に価値の実現を戦略の目標とすべきことを繰り返して説いている。
それは、実際の人生のうえで応用すべき考え方だ。
ずいぶんと啓蒙された。
実際ありがたいと思っている。
70年前にはこういうプロフェッショナルな議論を展開する良識的な論客がいなかった。このことは、歴史のなかで大きな差異を生むだろう。
孫崎さんは外務省で「ハト派」と呼ばれたという。まったく結構なことじゃないか。今の時勢でタカ派を装うのは、むしろ、臆病者だ。この情勢のなかで堂々と「ハト派」発言する人こそ益荒男だ。暴力をふるうのが臆病者なのであり、暴力を前にして平和を説く者がつねに真の勇気ある者だ。