戦場に赴く人は、「生死」に対する覚悟が必要ではないか。 覚悟を決めるには、まず、「大義」が必要である.ただ、「死」に直面するわけであるが、我々高齢者と違って、若い人たちは、親兄弟、婚約者、恋人など様々な人間関係がある。自分一人の体でありながら、自分一人の体ではない。国が違っても、日米に、一人の人間として生きることに大きな違いはない。 大きな違いは、戦場に赴くことを、個人の現実的問題としてとらえるか、体制の駒としてしか見ないか、ひとりの人間の尊厳にかかわってくる。少なくとも、米国は、戦争といっても、個人の意思を重視する余裕がある。日本の場合、個人の意思を問うたら、大多数が、戦場に出ることに前向きではないでしょう。現在の自衛隊の性格が、他国と戦う体制になっていないので、米国と比較しようとしても無理がある。 体制に不利なことは、実施しないのです。 現実的問題として、PKO派遣を、参院選あるいは衆参同時選挙の後に遅らせるようであり、来年の選挙は、日本の方向を決定づけるものとなることは間違いない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
戦場に赴く人は、「生死」に対する覚悟が必要ではないか。
覚悟を決めるには、まず、「大義」が必要である.ただ、「死」に直面するわけであるが、我々高齢者と違って、若い人たちは、親兄弟、婚約者、恋人など様々な人間関係がある。自分一人の体でありながら、自分一人の体ではない。国が違っても、日米に、一人の人間として生きることに大きな違いはない。
大きな違いは、戦場に赴くことを、個人の現実的問題としてとらえるか、体制の駒としてしか見ないか、ひとりの人間の尊厳にかかわってくる。少なくとも、米国は、戦争といっても、個人の意思を重視する余裕がある。日本の場合、個人の意思を問うたら、大多数が、戦場に出ることに前向きではないでしょう。現在の自衛隊の性格が、他国と戦う体制になっていないので、米国と比較しようとしても無理がある。
体制に不利なことは、実施しないのです。
現実的問題として、PKO派遣を、参院選あるいは衆参同時選挙の後に遅らせるようであり、来年の選挙は、日本の方向を決定づけるものとなることは間違いない。