これだけ世界情勢が目まぐるしく激動する時代にあって、 米国も変わらなければいけない時期なのではないか。 従来のネオコン思想とは違う候補が支持を受けていることが、それを 証明するバラメータであり、国民生活を犠牲にしてまで一極覇権を 維持する国策に、一般の米国民は批判的なのです。 現状、米国の富は、一部の巨大な金融資本や大企業が抱え込んでおり、 米国民の財布から吸い上げられて、中間層が消滅しています。 「民主主義」が建前の国でありながら、民主主義など機能していません。 これらはすべて、米国の覇権を維持するための国策でもあるのです。 異常ともいえる巨大な軍需産業があるように、金融戦争、通貨戦争の 為の巨大な金融資本が存在し、また、サイバー戦争の為の世界規模の IT企業が存在しているわけです。 しかし、一般の米国民は、もう疲れてしまっている。 「血の汗」の努力にも関わらず、残念ながら、米国はすでに覇権国 とは言えなくなっており、将来的に単独覇権を手放さすことを余儀 なくされます。 だからこそ、米国は「軟着地(ソフトランディング)」の路線を 真剣に検討していかなければならないわけです。 トランプ氏のような軽率な発言ばかりする候補者が国家指導者になる ことには一抹の不安はありますが、上記の意味で「ぶっ飛んだ異端児」 の登場は必要かもしれません。
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孫崎享チャンネル
(ID:9443972)
これだけ世界情勢が目まぐるしく激動する時代にあって、
米国も変わらなければいけない時期なのではないか。
従来のネオコン思想とは違う候補が支持を受けていることが、それを
証明するバラメータであり、国民生活を犠牲にしてまで一極覇権を
維持する国策に、一般の米国民は批判的なのです。
現状、米国の富は、一部の巨大な金融資本や大企業が抱え込んでおり、
米国民の財布から吸い上げられて、中間層が消滅しています。
「民主主義」が建前の国でありながら、民主主義など機能していません。
これらはすべて、米国の覇権を維持するための国策でもあるのです。
異常ともいえる巨大な軍需産業があるように、金融戦争、通貨戦争の
為の巨大な金融資本が存在し、また、サイバー戦争の為の世界規模の
IT企業が存在しているわけです。
しかし、一般の米国民は、もう疲れてしまっている。
「血の汗」の努力にも関わらず、残念ながら、米国はすでに覇権国
とは言えなくなっており、将来的に単独覇権を手放さすことを余儀
なくされます。
だからこそ、米国は「軟着地(ソフトランディング)」の路線を
真剣に検討していかなければならないわけです。
トランプ氏のような軽率な発言ばかりする候補者が国家指導者になる
ことには一抹の不安はありますが、上記の意味で「ぶっ飛んだ異端児」
の登場は必要かもしれません。