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そう、わたしもそう言っていました。
迷彩服を着て街宣車の上からガナっているのがお似合いの男を、
とんでもない右翼を総理大臣にしてしまったのですからね。

あの総選挙のあとで友人と居酒屋で一杯やったのですが、
安倍をこき下ろし、自民党に投票した有権者を何もわかってないと
批判するわたしに友人は怒ったように言いました、自国の総理大臣になる
人の事をそんなふうに言うもんじゃない、と。

ちゃんとものの分かった健全な常識人だったのですよ。その男は。
そう思っていた、それまで。

この男が日本人の最大公約数だというのなら、日本はもう終わりだ。
そう思いましたね。そのとき。
ちょっと空を見上げれば、そこにどす黒い雲があり暴風雨が来ると
わかるのに見上げない。
明日はとうぜん今日と同じような日が来るに決まってると思っている。

近未来、きっと日本は落ちるとこまで落ちます。