安倍政権の言葉は、「米国従属行動」=「積極的平和主義」とみるべきでしょう。 戦後70年、われわれ日本人は平和憲法のもと、戦争のない平和を享受してきた。普通の感覚であれば、戦後70年の日本の平和を世界に広げていくため、積極的に平和外交に努めていきたいというのが、常識的考え方ではないか。 米国の世界的立ち位置の後退劣化がはなはだしく、中国、ロシアなどの勢力拡大と、経済的基盤の拡大によって、存在感が弱まってきている事実は否定できない。米国の身勝手と相対的力の後退を十分承知している国は、米国と全面的に行動を共にする国などはいないのであるが、愚かな安倍政権は、「積極的平和主義」などというまやかしの言葉を使って、「米国従属行動」をごまかして、国民に対するイメージダウンを防ごうとしているにすぎません。世界の国々は、信用するわけがなく、「お金のバラマキ」だけは積極的に受け入れるだけです。残念ながら、心をつかむことなどできないでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
安倍政権の言葉は、「米国従属行動」=「積極的平和主義」とみるべきでしょう。
戦後70年、われわれ日本人は平和憲法のもと、戦争のない平和を享受してきた。普通の感覚であれば、戦後70年の日本の平和を世界に広げていくため、積極的に平和外交に努めていきたいというのが、常識的考え方ではないか。
米国の世界的立ち位置の後退劣化がはなはだしく、中国、ロシアなどの勢力拡大と、経済的基盤の拡大によって、存在感が弱まってきている事実は否定できない。米国の身勝手と相対的力の後退を十分承知している国は、米国と全面的に行動を共にする国などはいないのであるが、愚かな安倍政権は、「積極的平和主義」などというまやかしの言葉を使って、「米国従属行動」をごまかして、国民に対するイメージダウンを防ごうとしているにすぎません。世界の国々は、信用するわけがなく、「お金のバラマキ」だけは積極的に受け入れるだけです。残念ながら、心をつかむことなどできないでしょう。