「無理に訪中すべきではない」に対して、圧倒的に異論がおおいようである。原則論からいえば、首脳同士があって正常な外交関係を展開するのは当たり前の在り方である。 日本は、日本が独立国としてどのような道を選択すべきかどうかを議論することなく、親米派、親中派が相手の脅威論を述べ立てて対立構造を作り出しています。 日本が、米国従属化を強めようとしているとき、親中派は、何とか安倍首相の訪中を受け入れられないか、中国に独自ルートで探り、条件をださせれば、中国は、中国国民の納得できる大国意識をむき出しにして、大した条件でないのに飲ませようとする大国小国関係を明確化しようとします。そのような状況の中で、正常な会話が期待できるとみるのは難しいのでしょう。両者の不信の根が深く簡単には取れないのでしょう。そのような観点から、意思疎通が進んでいない外交関係を見て、時期が熟していないという私人というより外交官のセンスで、お話になっているとみるべきではないか。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
「無理に訪中すべきではない」に対して、圧倒的に異論がおおいようである。原則論からいえば、首脳同士があって正常な外交関係を展開するのは当たり前の在り方である。
日本は、日本が独立国としてどのような道を選択すべきかどうかを議論することなく、親米派、親中派が相手の脅威論を述べ立てて対立構造を作り出しています。
日本が、米国従属化を強めようとしているとき、親中派は、何とか安倍首相の訪中を受け入れられないか、中国に独自ルートで探り、条件をださせれば、中国は、中国国民の納得できる大国意識をむき出しにして、大した条件でないのに飲ませようとする大国小国関係を明確化しようとします。そのような状況の中で、正常な会話が期待できるとみるのは難しいのでしょう。両者の不信の根が深く簡単には取れないのでしょう。そのような観点から、意思疎通が進んでいない外交関係を見て、時期が熟していないという私人というより外交官のセンスで、お話になっているとみるべきではないか。