戦争法案が衆議院で強行採決された翌日の7月17日13時からの「国会前座り込み行動」に参加し,途中で主催・実行委員会の入れ替わりと参加者の入れ替わりがあって,最終の19時40分からの「SEALDs」主催の抗議行動の冒頭まで参加し,まだ抗議の声が続いている20時30分頃に国会正門前から抜けた. 本日の参加で感じたのは参加者の怒りが一過性ではなく,益々怒りを増して継続性を持って元気になっていること.および女性中でも若い女性の参加が非常に多くなっている点が挙げられる.特に18時30分からの「国会正門前大集会」前には,どこからこんなに人が来るのだろうかと不思議になるくらい多くの人々が歩道上を行き交って参加.さながら隅田川花火大会の会場状態だ.会社帰りと見られる若い女性の小グループ,和服を着た女性,高校生と思われる小グループ,小学生や小さな子供を連れた若いお父さんお母さん等々で溢れ返っていた. 素晴らしいのはそれら人々がかっての団体動員風ではなく,思い思いの自主制作の小さなプラカードなどを携えた,どう見てもどこにも属さない普通の人々の個人的な自主参加行動に見えることだ.どうやら民主主義を無視した自民・公明の病気のような「安倍政権」の強行採決が人々の「民主主義が危ない」の心に火をつけたようだ.抗議行動がファッションになって来た感を覚える.こうなれば強い.そう簡単には「安倍政権」に黙って人々は引き下がらないだろう. 参加者は国会正門前の向こう側とこちら側の歩道上は勿論,植え込みにまで人で溢れる大変な混雑で,警備の機動隊が声を涸らしながら,不自由な移動制限を加えていた事(横断歩道を封鎖して国会一周のような遠回り嫌がらせ移動規制などを行う)から参加者からの怒号も各所で飛んでいた.19時20分頃から機動隊員が歩道上の参加者の列に割って入って来て,当方の目の前で隊員の壁を造っていた.参加者数はその時の主催者発表では「2万人」の参加.この混雑ではそうだろうな.機動隊員のぼやきも漏れ聞こえた. 19時40分から「SEALDs」主催の抗議行動が始まったが,ラップ調の抗議のかけ声でなかなか楽しい.あまり長い言葉フレーズではなく,短く区切っての音楽を加えた合いの手調の抗議は良いものだ.実は年配者の集会も同じようにすれば良いのだが,何故か昔ながらの「頑張ろう」風が多い.年配者でも,ここに参加する人々の脳内は新鮮な筈なので同じ調子でやれば良いことを主催団体にアドバイスしたい. 暑さで倒れる人が出ている.機動隊のメインの横断歩道封鎖とその解除の小競り合いの後で,道路上僅かに出た所で女性が倒れ,その女性を主催団体の男性が救助するために医療関係者に呼びかけて容体確認をしようとしていたところ,誰かの命令で機動隊員がその女性を歩道上に引きずり上げようとした事から,それを制止したところ警視庁の腕章をつけた私服の刑事(氏名・所属不明)が救助をしようとしたその男性の腕を後ろから捻り上げた事から,しばしの間抗議が続いた.この刑事の顔写真はばっちり記録済み. 主催者の配慮でかち氷の給水所は出ていますが,もし参加の節は暑さ対策や休憩グッズの対策を充分に願いたい.また多くの機動隊員には丁寧に対応していただいておりますが,決して怒りで体をぶつけるようなことには自制を.本日7月17日(土)も13時からの,作家の澤地久枝さんら呼びかけの「アベ政治を許さない」国会正門前抗議行動に微力ながら参加して来ます.(2015年7月17日)
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戦争法案が衆議院で強行採決された翌日の7月17日13時からの「国会前座り込み行動」に参加し,途中で主催・実行委員会の入れ替わりと参加者の入れ替わりがあって,最終の19時40分からの「SEALDs」主催の抗議行動の冒頭まで参加し,まだ抗議の声が続いている20時30分頃に国会正門前から抜けた.
本日の参加で感じたのは参加者の怒りが一過性ではなく,益々怒りを増して継続性を持って元気になっていること.および女性中でも若い女性の参加が非常に多くなっている点が挙げられる.特に18時30分からの「国会正門前大集会」前には,どこからこんなに人が来るのだろうかと不思議になるくらい多くの人々が歩道上を行き交って参加.さながら隅田川花火大会の会場状態だ.会社帰りと見られる若い女性の小グループ,和服を着た女性,高校生と思われる小グループ,小学生や小さな子供を連れた若いお父さんお母さん等々で溢れ返っていた.
素晴らしいのはそれら人々がかっての団体動員風ではなく,思い思いの自主制作の小さなプラカードなどを携えた,どう見てもどこにも属さない普通の人々の個人的な自主参加行動に見えることだ.どうやら民主主義を無視した自民・公明の病気のような「安倍政権」の強行採決が人々の「民主主義が危ない」の心に火をつけたようだ.抗議行動がファッションになって来た感を覚える.こうなれば強い.そう簡単には「安倍政権」に黙って人々は引き下がらないだろう.
参加者は国会正門前の向こう側とこちら側の歩道上は勿論,植え込みにまで人で溢れる大変な混雑で,警備の機動隊が声を涸らしながら,不自由な移動制限を加えていた事(横断歩道を封鎖して国会一周のような遠回り嫌がらせ移動規制などを行う)から参加者からの怒号も各所で飛んでいた.19時20分頃から機動隊員が歩道上の参加者の列に割って入って来て,当方の目の前で隊員の壁を造っていた.参加者数はその時の主催者発表では「2万人」の参加.この混雑ではそうだろうな.機動隊員のぼやきも漏れ聞こえた.
19時40分から「SEALDs」主催の抗議行動が始まったが,ラップ調の抗議のかけ声でなかなか楽しい.あまり長い言葉フレーズではなく,短く区切っての音楽を加えた合いの手調の抗議は良いものだ.実は年配者の集会も同じようにすれば良いのだが,何故か昔ながらの「頑張ろう」風が多い.年配者でも,ここに参加する人々の脳内は新鮮な筈なので同じ調子でやれば良いことを主催団体にアドバイスしたい.
暑さで倒れる人が出ている.機動隊のメインの横断歩道封鎖とその解除の小競り合いの後で,道路上僅かに出た所で女性が倒れ,その女性を主催団体の男性が救助するために医療関係者に呼びかけて容体確認をしようとしていたところ,誰かの命令で機動隊員がその女性を歩道上に引きずり上げようとした事から,それを制止したところ警視庁の腕章をつけた私服の刑事(氏名・所属不明)が救助をしようとしたその男性の腕を後ろから捻り上げた事から,しばしの間抗議が続いた.この刑事の顔写真はばっちり記録済み.
主催者の配慮でかち氷の給水所は出ていますが,もし参加の節は暑さ対策や休憩グッズの対策を充分に願いたい.また多くの機動隊員には丁寧に対応していただいておりますが,決して怒りで体をぶつけるようなことには自制を.本日7月17日(土)も13時からの,作家の澤地久枝さんら呼びかけの「アベ政治を許さない」国会正門前抗議行動に微力ながら参加して来ます.(2015年7月17日)