安倍首相ほか多くの自民党幹部が十分時間をかけて審議をし尽くしたと述べている。十分時間をかけても、野党はともかくとして、国民の大多数が説明を十分していないといっているのである。自民党と国民の格差が大きいのは、安倍首相以下大臣の国会での答弁が国民の信頼を得るものになっていないからである。
どんなに十分時間をかけて説明したといっても、国民が理解できないのは、政府の回答が国民に受け入れられるものでないからです。当たり前のことではないか。法務関係だけでなく、憲法法律学者が違憲だと述べていることに、一内閣の判断で変えるのは継続する政治の中では好ましくないとみているのです。リスクの問題は、あまりにも幼稚な子供じみた回答であり、一気に国民の政府に対する疑念が膨らんだ。説明すれば説明するほど疑念が深まるので、早く法案を成立させたいようであるが、自公だけで採決すれば、自民党だけでなく、公明党に対する批判が大きくなるでしょう。特に「平和の旗」を掲げる公明党の信頼がなくなる宗教失墜は取り返しがつかないことになるのではないか。