はっきりしました。米国の権力の本質がネオコンであり、その理念の根本にブレジンスキーのユーラシア征服という空想があること。その空想の下敷きになっているのが、20世紀冒頭、マッキンダー卿が唱えた「クリミヤを占拠せよ」という古い古い大英帝国のスローガンです。その大英帝国にアヘン戦争でとんでもない目に遭った中国は米国にウインウインという平和共存を提案してきたが、米国は、はなから、興味を示しません。 80年前、英米はあろうことかヒトラーを使ってソ同盟の崩壊を図っているんです。でも失敗しました。それが第二次世界大戦なんですが、英米はその苦い経験に懲りずにこんどはNATOを使ってロシア崩壊を試みたのです。西ヨーロッパの良識とプーチンの賢い戦略とそれを後押しする中国の出現で戦線は膠着し始めました。 米国はあっちが駄目ならこっちという具合に南沙で中国を挑発しています。西欧と違って日本の現体制は自ら認めて憚らない武闘派極右政権。日本の民衆は早くレジームチェンジに取り組まないととんでもないことになります。こんな中、台湾の馬さんが米中の媒介を表明しました。私はこの馬さんの媒介に一縷の望みを託したいのです。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
はっきりしました。米国の権力の本質がネオコンであり、その理念の根本にブレジンスキーのユーラシア征服という空想があること。その空想の下敷きになっているのが、20世紀冒頭、マッキンダー卿が唱えた「クリミヤを占拠せよ」という古い古い大英帝国のスローガンです。その大英帝国にアヘン戦争でとんでもない目に遭った中国は米国にウインウインという平和共存を提案してきたが、米国は、はなから、興味を示しません。
80年前、英米はあろうことかヒトラーを使ってソ同盟の崩壊を図っているんです。でも失敗しました。それが第二次世界大戦なんですが、英米はその苦い経験に懲りずにこんどはNATOを使ってロシア崩壊を試みたのです。西ヨーロッパの良識とプーチンの賢い戦略とそれを後押しする中国の出現で戦線は膠着し始めました。
米国はあっちが駄目ならこっちという具合に南沙で中国を挑発しています。西欧と違って日本の現体制は自ら認めて憚らない武闘派極右政権。日本の民衆は早くレジームチェンジに取り組まないととんでもないことになります。こんな中、台湾の馬さんが米中の媒介を表明しました。私はこの馬さんの媒介に一縷の望みを託したいのです。