younghope のコメント

>>14
tako2008さんへ

平和と再軍備、この問題が提起されたのが、私の中学1年の時でした。担任の先生が、「戦争で多くのものを失い、他国の多くの方たちに多大の損害を与えました。私たち一人一人が相反する平和と再軍備に向き合わなければならなくなっています」と話され、私はよく理解できなかったが、B29爆撃機爆弾投下によって、少年Hの映画と同じよう空が明るくあちこちで爆弾の落ちる音が心の中に響き渡りました。父が不在で、母が妹を背負い、姉、弟と必死に農道の土管の中で、背を丸めながら朝までじっとして避難していたことを思い出します。父は、学徒動員の生徒と防空壕に避難していましたが、学生を守る形をしていて、焼夷弾の火による大きなやけどが残りました。私は、やけどについて細かいことを知りませんでしたが、60年たってから同級生の女性から聞きました。私たちには、まだまだ戦争というものが、兵士だけでなく、家族を破壊するものであり、世界のあちこちで戦争が絶えないのを思うとき、なんとしても対話によって、戦争は避けるべきだという気持ちが湧いてくるのです。私たちの生命を守る自衛を目的とする自衛隊は絶対に必要でありますが、米国と行動を共にして、世界のどこに行っても攻撃できる攻撃力を備えることは、積極的平和主義といっても、私には欺瞞の言葉であり、9条の意図している平和とは全く次元が違ったものにしかとらえられないのです。軍事力で相手を威圧し攻撃する大国のありかたに対する是非は難しい問題でありますが、少なくとも日米同盟下にある日本は日本より弱い国々を攻撃するなど絶対に避けなければならないことであり、米国と一体化を目指す集団的自衛権には反対です。したがって、体験者の一人として、戦後憲法の見直しには反対なのです。責任論が、日本では個的責任を問うことなく、集団的責任論が支配する特殊な国であり、集団無責任体制がとられてしまうことです。このように民主主義議論の重要性が育っていない国の実態を直視することから始めないと、必ず同じ過ちを犯すのです。

No.16 116ヶ月前

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