原発の耐震性の検証において最大の空白は、発電所の設備の機械工学的な検討がゼロ出ある点である。たとえば、地震の加速度に対して、典型的な配管部がどの程度まで耐えることができるのか、全く議論されていない。このままで行くと、大地震が着た場合、一番安全な場所は原発であり、人身事故が一番少ないのは原発で働く人々であるということになりかねない。そうすると、大地震のあと、原発の従業員が家に戻ると家族は全員死亡しており、お父さんだけが生き残るということになりかねない。地震学者や地質学者に高額の研究費を払うより、原発の設計者、メーカー、電力会社に投資すべきだろう。
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孫崎享チャンネル
(ID:32175174)
原発の耐震性の検証において最大の空白は、発電所の設備の機械工学的な検討がゼロ出ある点である。たとえば、地震の加速度に対して、典型的な配管部がどの程度まで耐えることができるのか、全く議論されていない。このままで行くと、大地震が着た場合、一番安全な場所は原発であり、人身事故が一番少ないのは原発で働く人々であるということになりかねない。そうすると、大地震のあと、原発の従業員が家に戻ると家族は全員死亡しており、お父さんだけが生き残るということになりかねない。地震学者や地質学者に高額の研究費を払うより、原発の設計者、メーカー、電力会社に投資すべきだろう。