戦後七十年も経つのに、日本は、尖閣をめぐって中国と、竹島をめぐって韓国と、北方領土をめぐってロシアと、領土問題をかかえています。そのために日本は孤立して米国にすがりついています。 しかし、考えて見れば、ポツダム宣言は、日本の主権は「吾等(連合国側)ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ」と述べているわけだから、連合国つまり米国が領有権について明確な立場をとればとっくに解決していたはずなのです。したがって、米国は領土問題の火種を残すことによって日本を周囲の国々から孤立させ、米国に頼らざるをえない政策を追求していると考えるべきです。 「固有の領土」論は米国の思うつぼなのです。
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孫崎享チャンネル
(ID:29834491)
戦後七十年も経つのに、日本は、尖閣をめぐって中国と、竹島をめぐって韓国と、北方領土をめぐってロシアと、領土問題をかかえています。そのために日本は孤立して米国にすがりついています。
しかし、考えて見れば、ポツダム宣言は、日本の主権は「吾等(連合国側)ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ」と述べているわけだから、連合国つまり米国が領有権について明確な立場をとればとっくに解決していたはずなのです。したがって、米国は領土問題の火種を残すことによって日本を周囲の国々から孤立させ、米国に頼らざるをえない政策を追求していると考えるべきです。
「固有の領土」論は米国の思うつぼなのです。