沖縄民が独立の道を選べば、日本政府の下にいる今よりはるかに苦しい、苦難の道が沖縄民を待っていることは、ほとんど確実だろう。それが良いと思うなら、勝手にするがよい。要は、どんな国でも、人口、国土面積、天然資源などが小さい国は独立が難しいと言うことだ。シンガポールが今うまくいっているのは、土着の指導者が賢かったと言う点も認めないではないが、決定的な要素は、英国が元の植民地であるシンガポールを実質的に支配するアジアにおける英国勢力の今後の布石として扱い、一見、優等生に見える国家を作ったということである。その証拠に、英語で発表される多くの国際比較、たとえば、国際大学比較リストなどにシンガポールが上位にあるのは、比較の基準に、いかに英語の使用が普及しているか、英語の論文が多いか、英語による教職員や学生の間口が広いかなどを使って比較するからであり、あくまでも、見かけ上優れて見える、成功した国家というイメージを人工的に作っているにすぎないからである。沖縄が独立国としてシンガポールを目指すには、例えば言語として中国語を大幅に採り入れなければならないだろう。その過程でどういう苦難が沖縄民にしょうじるか。もちろん、それも結構というなら、どうぞ、沖縄の皆さん、勝手におやりなさい、バイバイ。
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孫崎享チャンネル
(ID:32175174)
沖縄民が独立の道を選べば、日本政府の下にいる今よりはるかに苦しい、苦難の道が沖縄民を待っていることは、ほとんど確実だろう。それが良いと思うなら、勝手にするがよい。要は、どんな国でも、人口、国土面積、天然資源などが小さい国は独立が難しいと言うことだ。シンガポールが今うまくいっているのは、土着の指導者が賢かったと言う点も認めないではないが、決定的な要素は、英国が元の植民地であるシンガポールを実質的に支配するアジアにおける英国勢力の今後の布石として扱い、一見、優等生に見える国家を作ったということである。その証拠に、英語で発表される多くの国際比較、たとえば、国際大学比較リストなどにシンガポールが上位にあるのは、比較の基準に、いかに英語の使用が普及しているか、英語の論文が多いか、英語による教職員や学生の間口が広いかなどを使って比較するからであり、あくまでも、見かけ上優れて見える、成功した国家というイメージを人工的に作っているにすぎないからである。沖縄が独立国としてシンガポールを目指すには、例えば言語として中国語を大幅に採り入れなければならないだろう。その過程でどういう苦難が沖縄民にしょうじるか。もちろん、それも結構というなら、どうぞ、沖縄の皆さん、勝手におやりなさい、バイバイ。