孫崎先生のご評価に賛同します。更に次のことを加えさせて下さい。

私は国体という言葉が本当は嫌いです。何故なら、それは天皇陛下のことだったからです。しかし、戦後は国体が次のフレームを持ったから好きです。

天皇陛下、民衆、自衛隊、平和憲法の四位一体です。この一体に通ずるのは禁欲性と非移動性（日本と共に存する以外に存しえない）です。安倍政権が模索するTPPと集団的自衛権はこの四位一体を破壊するものです。その破壊は日本がなくなるということです。

私は元来共和政を好む人間です。フランス革命、パリコミューンの精神は私の心を揺り動かします。しかし、どこの国にも伝統があります。日本の伝統を考えれば、四位一体体制は理想的な日本の国体と思うようになりました。

続く