何事でも正常に理解し、情緒が正常に機能する人であれば、一つの出来事に何らかな反応をする。
現前する衣食住の問題は、絶対欠かすことができずほとんどの人が反応する。今回のように日本から遠く離れ、文化が大きく違う国々のことは、現地生活経験（観光ツアーでもよい）がない人は、書物によって洞察理解するしかない。書物など読まない多くの人は、マスコミ報道によって判断することになる。漫画と同じように、報道する側によって、偏向方向づけられた中東は、実態と別物とは言わないが、体制側に都合のよい一面を強調した中東であり、「百聞は一見に如かず」すなわち体験が欠かせないことを、如実に物語っています。
多くの人は体験できないが、書物を紐解けば、かなり多くのことを理解できることができるはずであるが、多くに若者は、「漫画」、車内でにらめっこの「スマホ」の世界に生きており、現実の世界に生きる厳しさ、つらさがわがこととして実感できず、他人事と考えているから、政府の評価が６０％の高支持率になるといえます。中近東のあの砂漠で命を懸けた戦いを己がしている姿を描いてみろといっても描くことはできず、常に他人が闘っているのを面白がって見ているのでしょう。
洞察力の欠けた現代人は、マッカーサーにいわせたら、何歳なのであろうか。