消費税増税を審議する「有識者会議」が始まった。
メンバーの「有識者」とは、超高額所得者ばかりである。
低所得者ほど、影響が大きいと言われる消費税の議論を、大金持ちだけで議論する。このメンバーで、消費増税の問題点を公正に真偽できると考えたのなら、まさにブラックユーモアである。
中小企業の経営者たちは、そんな議論をする暇もないのかも知れない。でも失業者だったら、職安で声をかければ、いくらでも集められるはずだ。年金生活者や、生活保護受給者だって大勢いる。もしかして「貧乏人は全員、知能が低くて怠け者」と思っているのかも知れない。それとも、低所得者の「生々しい発言」を聞くのが怖いのだろうか。