oldjap のコメント

孫崎の「評価」によると
「原発は地震、津波等に極めて脆弱、安全でないことは福島原発が示した」とあるが、原発と全く無関係の沿岸地域の市街地の耐震、耐津波機能(例:堤防)などの不備により、2万人以上が死亡(行方不明を含む)しており、一方、原発施設は水素爆発により施設の大半が破壊したが、その結果として死亡はゼロである。また、施設の破壊は核反応とは無関係であり、核燃料容器に使用されたジルコニウム金属と水との高温における接触から発生した水素が建屋内に充満し、爆発した結果である。冷却システムの設計不良、施設管理者の状況判断の間違い(バルブの開閉の認識不良、冷却水の注入方法)、予想されていた水素爆発を防止するための建屋のベントシステムの設計不良などは事実である。(時の総理大臣が怒鳴ったから事故が起きたわけではないー原発推進者であった自民党が現職の民主党総理大臣に罪をかぶせようとしただけ)福島原発の事故は地震の揺れとは無関係であり、唯一、津波によりポンプ室が浸水して電源が失われたのが原因。また、福島原発は本来海抜25メートル以上の建設地を選んでいたので、この津波でもポンプ室の浸水は発生しなかったはずだが、設計時(昭和30年代)の機械工学れべるでは、25メートルも下の海面から吸い上げる技術に自信がなく、やむを得ず、地面を削って海抜10メートルくらいまで設備設置面を下げたため、津波の被害をうけやすくなったのである。上述の設計上の弱点は、最近の原発ではすべて解消されており、想定される地震、津波に対する抵抗力は格段に向上している。ただし、地球の環境変動を完全に予測することは無理。予想しない地殻変動、気温変化、彗星の落下などが起きれば人類はマンモスと同様に死滅するだろう。鹿児島湾の海底で大規模噴火が起きれば、川内原発の有無にかかわらず、鹿児島市の住民は熱や落石で全滅するのは明らか。それが明白なのに川内原発から避難するプランを考えたりするのは噴飯もの。既に死んでいる市民がどうして逃げるのか。

No.10 121ヶ月前

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