のぶたろう のコメント

ジョセフ・ナイ氏の発言は対北朝鮮(中国も含むか)を睨んだ日米韓の連携を強化したいアメリカの東アジア戦略に対する(安倍政権体質の)脅威への懸念表明と言えるが、元駐日英国大使Hugh Cortazzi氏の論評は現在の安倍政権の問題点を鋭く指摘し、日本政界の現状(野党分裂、過激右派政党の増殖等)とマスコミによる民主主義への脅威に対する深刻な警鐘と捉えるべきである。
安倍首相の「戦争犯罪者は“殉教者”」発言や(高市早苗総務相の)ヒトラー称賛本に対する熱烈な推薦文等は中国、韓国のみならず、第二次大戦の(英米を含む)全対戦国を再び敵に回す行為である。日本の政権責任者はCortazzi氏の「不誠実なおべっかい者より率直な友人の方が良い」との発言を心して聞くべきである。

小渕や松島その他大臣の政治と金にまつわる「事件」や、タイミングを計った様な日銀の大胆金融緩和による株価上昇等で目くらましをかましているが、首相を初めとする政権中枢やその取り巻きの発言や行為こそが問題なのである。最近の国会予算委審議に於ける安倍首相の冷静さを欠いた野党への反論など見るに堪えない。高市大臣など自らの米国滞在中「1988年から米国議会立法調査官として議員を補佐」と説明、しかし実際は「下院議員個人事務所の無給の手伝いの1人」だった等と言う経歴詐称の疑いもある。もう総辞職ものである。野党が頼りないが、自民党もうろうろしてないで自ら安倍政権の退陣を求める位の気概が無ければ日本の未来は良くならないだろう。

No.5 122ヶ月前

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